世界各地で創作を続ける16名の女性アーティスト。その全員が、なんとキャリア50年を超える70歳以上!彼女たちのエネルギーが詰まった展覧会が開催中だ。
Miyamoto Kazuko
アートが私の全てで、
アートという創造的なものが好きなのです。
1964年に渡米し、当時は白人男性中心だったニューヨーク美術界に飛び込んだ宮本和子は、平面から立体、インスタレーション、パフォーマンスと多岐にわたる手法で独自の表現を追求し続けてきた。本展では、「日本人であることは、ミニマリストということ」というコメントのとおり、無駄を削ぎ落とす日本的な表現と自身の表現との接点を見出した《黒い芥子》など、糸と釘のみで構築される1970年代の立体空間作品や、ドローイングを中心に展示。80年代以降は、出産をきっかけに自然や社会との関係性などに関心が移り、木の枝葉や縄などの自然素材を用いた有機的なインスタレーションを制作。また、ニューヨークの街頭で自身が宇宙飛行士やホームレス、売春婦に扮装するパフォーマンスも行った。
Profile
東京の現代美術研究所を卒業後、1964年に渡米し、ニューヨークのアート・ステューデント・リーグに学ぶ。68年、ソル・ルウィットに出会い、最初のアシスタントに。多様な人種、民族、ジェンダーのアーティストの作品を展示するギャラリー「ワントゥエンティエイト」を現在も運営している。
Information
アナザーエナジー展:
挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人
会期:9月26日(日)まで開催中
開館時間:10:00〜20:00(最終入館19:30)
※火曜日のみ17:00まで(最終入館16:30)
※当面時間を短縮して営業。最新情報はWebサイトにてご確認ください
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
出展アーティスト:エテル・アドナン、フィリダ・バーロウ、アンナ・ボギギアン、ミリアム・カーン、リリ・デュジュリー、アンナ・ベラ・ガイゲル、ベアトリス・ゴンザレス、カルメン・ヘレラ、
キム・スンギ、スザンヌ・レイシー、三島喜美代、宮本和子、センガ・ネングディ、ヌヌンWS、アルピタ・シン、ロビン・ホワイト
便利で安心な森美術館のオンラインチケットシステム
森美術館に行くなら、この春から新たに導入されたチケットシステムを活用しよう。専用オンラインサイトや「ヒルズアプリ」からチケットを事前購入すれば、QRコード認証でスムーズにダイレクト・イン入館ができる。また、美術館入り口には無人券売機も設置。キャッシュレスにも対応し、非対面、非接触の安心して鑑賞できる環境になっている。
専用オンラインサイト
https://visit.mam-tcv-macg-hills.com
ヒルズアプリ
https://preview.page.link/hillsapp.page.link/app_installer
※スマートフォンでアクセスしてください。