自分に合った生理用品の組み合わせで
憂鬱だった月経期間が快適に!
何を心地よく感じるかは、人それぞれだ。フェルマータの近藤佳奈さんは、「忙しい毎日の中で、何かを続けなければならないと思うと負担になってしまいます。私には、ルールを決めてそれを続けるよりも、その時々の心身の状態によってできることをするほうが合っているみたいです」と語る。
「スキンケアも調子がよければいろいろと試すけれど、調子がよくないと最低限のことしかできない。そういうときのために、1ステップで済むアイテムを準備しています。何に関しても、これだけやっておけば生き延びられる、という最低ラインを決めているんです」。最低限のことしかできないときは、「いま、具合が悪いんだな」と自分の状態を客観視するバロメーターにもなっているそうだ。
これまで近藤さんは、月経期間はとにかく憂鬱で、どうしたら少しでも快適に過ごせるか悩んでいたという。
「仕事柄、これまであらゆる生理用品を試してきました。月経カップは、膣に入れている間は経血を受け止めてくれるので楽ですが、出して洗うのが少し手間です。いろいろと試した結果、日によって吸水ショーツとタンポンを組み合わせて使うという、いまの私にとって、最強の組み合わせにたどり着きました」
近藤佳奈さん
大学卒業後、デジタルコンテンツ開発事業を行う会社で経験を積み、2019年にフェルマータ株式会社に参画。COOとして、日本初のフェムテック専門店「fermata store」やイベント「Femtech Fes!」の運営、国内外の企業へのコンサルティング事業に従事し、女性の健康課題の解決に取り組んでいる。
idea 1
吸水ショーツ&タンポン
ベストな月経ケアを発見して
生活の質が格段にアップ!
あらゆる生理用品をひと通り試したうえで、自分にとってもっとも快適な生理用品の組み合わせにたどり着きました。現時点では、吸水ショーツとタンポンを組み合わせて使うのが、私にとってのベストな月経ケアです。いまは生理用品の選択肢も多くなっているので、無理のない範囲で新しいアイテムにチャレンジしてみるのも楽しいですよ。生理用品はいくつか組み合わせて使うという視点を持つと、自分に合った月経ケアを見つけやすいかもしれません。
idea 2
生理日管理アプリ
“ゆらぎ”を乗り越えるために
月経周期をこまめにチェック。
体調が優れないときや精神的に不安定なときには、生理日管理アプリ「クルー(Clue)」を利用して、不調の原因が月経周期に関連するものかどうかを確認しています。排卵日前後や生理前で女性ホルモンのゆらぎが原因であることを確認できれば、納得ができて、必要以上に不安にならずに済みます。月経周期が関係なければ、原因をほかに探ることもできます。フェルマータの社内では心身の不調を気軽に申告し、お互いにフォローし合える関係性も築いています。
idea 3
月経カップ
自分の身体と
より深く向き合うきっかけに。
フェルマータを立ち上げてから3年ほど月経カップを使っていました。生理期間中の経血量の変化や経血の色などを知るうえでも便利なアイテムで、使ってみてはじめて、経血量は想像以上に少ないものだと知り、気も少し楽になりました。また、平常時の経血の量や色を知っていれば、何か異常が生じたときに見つけやすくなります。生理は大変なこともあるけれど、女性の健康を守るうえで大切。この期間を快適に過ごすために、まずは自分の身体を知ることが大切ですね。
idea 4
お香&アロマ
大好きな香りで
深い呼吸を心がけています。
仏教系の学校に通っていたり、インドに2年間ほど住んでいたりした経験からか、お香が大好きです。お香のほかにも、アロマなどの香りのアイテムを引き出しいっぱいにコレクションしていて、日々のQOLを上げるために活用しています。呼吸をするのを忘れてしまうくらい仕事に夢中になっていることもあるので、深く呼吸をするためにも、香りを役立てています。さまざまな香りを気分に合わせて使い分けることが、私の生活をいっそう豊かにしてくれていると感じます。