蒸籠のなかの三浦野菜
蒸籠食堂かえる
金曜夜〜週末だけの営業で
蒸籠(せいろ)で蒸した、おいしい三浦野菜を堪能
もともと編集者などの仕事をしている店主の古矢美歌さん。コロナ禍をきっかけに自身の暮らし方を見つめ直して、2020年11月に東京都内から三浦市へ移住し、2021年5月に「蒸籠食堂かえる」をオープンした。蒸籠料理にしたのは、1人で店を切り盛りするため蒸し時間にお客さんと話せることや、なにより三浦野菜のおいしさをもっと知ってほしかったから。「温暖な気候と豊かな土壌で育った三浦野菜は滋味深い。大根やキャベツが有名ですが、珍しい野菜を多品種つくる農家さんもいます」と古矢さん。こちらでは、主に地元の高梨農場から新鮮な三浦野菜を仕入れているそう。その季節ごとの野菜を蒸籠で蒸した「蒸し野菜の詰め合わせ」は、シンプルながら素材のおいしさを味わえる逸品だ。

看板メニューは蒸籠を使った料理。「蒸し鶏」や「蒸しぎょうざ」も人気。

「蒸し野菜の詰め合わせ(大)」(900円)。そのままでも野菜の甘みが感じられるが、オリーブオイルや塩などお好みの味で召し上がれ。

もともとスナックだった店を半改装。ナチュラルワインや日本酒も楽しめ、夜はバー感覚で利用もできる。

店名は「気軽に立ち寄れて、自分に“かえる”時間を過ごしてほしい」という思いから。外で撮影をしていると、町の常連さんが古矢さんに声をかける場面も見られ、町の人に愛されていることが伝わった。

古矢美歌さん
1992年生まれ。愛称はみかりん。平日は編集者として働き、金曜日夜〜週末にかえるを営業。
いろんな種類の三浦野菜

カラフルにんじん

あやめ雪かぶ / 紅くるり / 黄かぶ

紅はるか / 菊芋


マイヤーレモン / 無農薬レモン
KAERU
神奈川県三浦市三崎2-13-10
[営]金土日17:00〜21:00(※金曜は18時から)
[休]月〜木
Instagram:@kaeru_gohan
自分で釣って、調理はおまかせ!
bed&breakfast ichi
夫婦で営むB&Bスタイルの宿
初心者でも新鮮な魚を釣って、食べて
三崎といえば水揚げされるマグロのイメージが強いが、東京湾、相模湾、黒潮と3つの潮が重なる場所ゆえ、実はさまざまな魚が取れる。ご夫婦で営むB&Bスタイルの宿「ichi」では、プロの釣り師でネイチャーガイドでもある修さんのガイドのもと「体験フィッシング」のアクティビティが楽しめる。手ぶらで参加できるうえ、釣れた魚は宿で調理して食べることもできる。「ウミタナゴやシロギスなど季節によっていろいろな魚が取れます。家では魚を食べないお子さんも、自分で釣った魚はたくさん食べるんですよ」と修さん。趣の異なる3つの客室、パソコン仕事もできる共有スペース、自慢の朝食を食べられるラウンジと、コンパクトながら居心地がいい。三崎の日常を味わいに訪れたい宿だ。

釣ったばかりのカタボシイワシをさばいて、サクサクふわふわの天ぷらに。少量の塩を振りかけていただく。

釣り用語で白い波を意味する「sarasi」という名の客室。

「komorebi」という名の客室。かつては船長が泊まる部屋として使われていたそう。

自慢の朝食は炊きたての土鍋ごはんのほか、季節の魚や手づくりのおかずが並ぶ。この日のメニューはあおさのお味噌汁、マグロの照り焼きなど。洋食メニューも選ぶことができる。

もともと船乗りの下宿所だった建物を、成相さんが仲間とリノベーションして、2016年11月にオープン。作家のいしいしんじさんが住居として利用していたことも。

天体望遠鏡を使って星空を観察するツアーも開催。料金は1人4000円。小学生以上3名まで。


初心者でも楽しめる体験フィッシング。ガイドや用具代、釣果の調理代なども含め、料金は1人4500円。小学生以上3名まで。

左)成相 修さん / 右)成相祐美さん
お二人とも1984年生まれ、埼玉県出身。人懐っこい修さんと、しっかり者の祐美さん。二人三脚でichiを営む。
BED&BREAKFAST ICHI
神奈川県三浦市三崎1-15-4
Tel. 046-887-0574
1泊1名7500円(朝食つき)