07
西洋御料理 東洋軒(赤坂見附駅)

松阪牛ロイヤルブラックカレーライス 3300円
西洋料理の老舗で
伝統のビーフカレーを
創業明治22年(1889年)。伊藤耕之進が「今福」の名で、三田四国町(現在の港区芝)で開業したのが始まりという老舗。日本における西洋料理の草分け的存在だ。
「東の魯山人、西の半泥子」といわれた陶芸家であり、実業家・政治家だった川喜田半泥子らの後押しで、現在、本店を構える三重県津市に、1928年出店。ブラックカレーも半泥子の発案で、松阪牛脂と小麦粉、秘伝のスパイスをじっくり炒めた“ブラック・ルゥ”が味の決め手。黒々とした見た目とは異なり、松阪牛本来の甘みと旨みが際立つ、コク深い味わいだ。真っ白なテーブルナプキンとシルバーのカトラリーでいただく、ぜいたくなビーフカレー。自分へのご褒美にどうぞ。

天井が高く、広々とした店内。左の白い壁には四季折々のレリーフが。入居する赤坂Kタワーが開業した11年前にオープン。ブラックカレーは、半泥子が開窯した「仙鶴窯」で特別につくられた器で供される。にんじん、大根、れんこんなどの根菜でつくられた自家製の福神漬けもおいしい。

TOYOKEN
港区元赤坂1-2-7 赤坂Kタワー 1F
[営]11:30〜15:00(L.O. 14:00)/18:00〜23:00(L.O. 21:00)
[休]日
Tel. 03-5786-0881
https://tokyo-toyoken.com
08
香妃園(六本木駅)

加哩肉飯(豚) 1150円
中華のエッセンスが息づく、
専門店ならではの味わい
スパイスカレーや創作カレーに負けず劣らずの存在感を放つ“中華カレー”。「香妃園」のポークカレー「加哩肉飯(豚)」は、創業当初から提供している人気メニューのひとつ。もともとはまかないだったが、客の要望により正式メニューとなった。中華鍋で具材を強火で炒めてから、名物の料理にも使っている白湯スープを加え、片栗粉でとろみをつける。餡のようなカレーソースは、辛みがじわじわ伝わる、やさしいスパイス感。油通しした玉ねぎはシャキシャキで、みずみずしさと甘みが引き立っていて美味。豚肉はやわらかく、噛むほどに旨みが広がる。鍋に伝わる火力で仕上げる中華料理ならではのレシピは、カレー専門店にはない、無二の味わいだ。

創業は1963年。螺旋階段を上った先に入り口がある。店内はノスタルジックな雰囲気が漂っていて、居心地がよい。ポークカレーは昼夜問わずオーダーが入り、〆(シメ)カレーとしても人気だそう。

幅広い世代から人気の「マンゴープリン」700円。マンゴーそのものを食べているような果実感とマイルドな味わい、とろりと濃厚な口あたりが魅力。

KOHIEN
港区六本木3-8-15
瀬里奈ビレッジ 2F
[営]11:45〜16:00(L.O. 料理15:00、ドリンク15:30)/17:00〜4:00(L.O. 3:00)
[休]日
Tel. 03-3405-9011
@kohien_official
09
サングリア(二重橋前駅)

タイカレー シーフード 1700円
辛さがクセになる
オフィス街のタイ風カレー
丸の内のオフィスビルの地下にある「サングリア」。先代社長がタイ出張の際に食べた辛いカレーに触発されて開発へ。当初は辛すぎて食べられずに帰ってしまう人もいたという。その後、辛さは調整され現在に至る。青唐辛子(ピキヌ)とカイエンペッパーが効いた辛口のタイカレーで、マイルドとレギュラーの2つの辛さが用意されている。タイのジャスミンライスにカレールーとシーフードをかけながら食べていくと頭に汗が浮かぶ。油分の少ないシーフードは、カレーの辛さが立つようだ。確かに辛いのだが、糖類は使用せず、ココナッツミルクの量も抑えてつくったルーは、後味がさっぱりとしている。お昼はもちろん、夜は料理とお酒を楽しんだ後の〆カレーもいい。

ランチでは、サラダとヨーグルト(辛さを鎮める)が付く。タイカレーはシーフードのほか、チキン1500円、サングリア(野菜)1500円、ビーフ1700円の全4種類。追加のピキヌは100円。チキンが人気だが、ビーフにハマる人、野菜の甘みに目覚める人など、好みはさまざまのようだ。

知る人ぞ知る、ビルの地下にある南欧料理のレストラン。カウンター席とテーブル席がある。

SANGRIA
千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル B1F
[営]11:30〜13:30(L.O. 13:00)/17:00〜22:00(L.O. 20:30)
[休]土・日・祝
Tel. 03-3213-3908
https://sangriads.exblog.jp
10
ラッフルズ カリー(仲御徒町駅)

2種盛りカリー(マトン、クリーム野菜チキン)
※価格は選ぶカレーにより異なります
※ライス、ミニサラダ、紅茶付き 1500円
スパイスが体にしみわたる、
滋味に富んだやさしい味
「ラッフルズ カリー」のカレーは辛さ控えめで、子供から高齢者まで食べられる、穏やかな味わいが特徴。インドの一般家庭で食べられているカレーを、日本人向けの親しみやすい味にアレンジしたそうだ。人気メニューは、好みのカレーを2品選べる「2種盛りカリー」。「マトンカリー」は、マトンならではの風味が感じられて絶品。肉質はやわらかくジューシーで、羊肉特有のくせも気にならない。「クリーム野菜チキンカリー」は、生クリームとバターが醸す風味とコク、マイルドな味わいにほおがゆるむ。驚くのは、どのカレーからも香りや深み、複雑さといったスパイスの存在をしっかり感じられるところ。カレーの奥深さを実感できる、食べずして帰れぬ味だ。

席数は7席。テーブルにはカイエンペッパーがあるので、辛さがほしいときにぜひ。付け合わせの「高菜の塩漬け」もあり。意外にもカレーと好相性。

「クリーム野菜チキンカリー」の具材は、チキン、にんじん、ブロッコリー、じゃがいも、しめじ。どのカレーソースにも小麦粉は使っておらず、油は控えめ。胃もたれせずに食べられる。

RAFFLES CURRY
台東区台東4-29-10 第二さたけビル 1F
[営]月〜金 11:45〜16:00/18:00〜21:30/土 11:45〜16:00
[休]日・祝
Tel. 03-3835-2712
@raffles_curry