小池知事も座談会に参加。管理職を目指す職員を激励した。

女性のキャリアアップの悩みを改善するために東京都からアクション[半径5mの世界を変える!]


 「やりたいことを追求して」と、小池知事が女性職員にエール。キャリアアップの悩みを共有する、東京都のランチタイム座談会。


 東京で暮らす女性たちの活躍を後押しする取り組みを次々と打ち出している東京都。都民の幅広いニーズに沿った施策を立案するには、都庁で働く職員、とくに管理職の多様性の確保が必要となる。都は現在18%に留まっている女性管理職の割合を2035年度までに30%まで引き上げる目標を掲げる。そうした中、女性職員が管理職を見据えたキャリアを前向きに考えるきっかけとなる座談会がこの冬、3回にわたって行われた。2月18日に開催された3回目の座談会には、小池百合子知事も登場。「自分がやりたいなと思うことを一生追求し、いつも胸に秘めながら、磨いていってほしい」とエールを送った。

 座談会は、キャリアアップに対する障壁にぶつかり、一人で悩みを抱えている女性職員が多くいることから、管理職としてのやりがいや両立のコツなどを部局を超えて広く伝える機会をつくろうと、有志の女性職員が発案。ランチタイムを活用してオンライン形式で昨年12月から今年2月にかけて計3回行われた。

 「管理職の魅力」や「育児等と仕事の両立」といったテーマに続き、2月に実施された3回目の最終回では「管理職になるにはどうしたらいい?」と題し、現役の女性管理職らが登壇した。その様子はランチタイムに動画でライブ配信され、都によると、約360人が事前申し込みをするなど大きな反響を呼んだという。

 座談会ではまず、管理職試験を受けるきっかけが話題に。「先輩や元上司から熱心にすすめられた」「子育てが一段落した」「新たなステージにチャレンジしたいと思った」など、それぞれの動機が明かされた。続いて、事前アンケートで関心の高かった管理職試験対策について、どのように試験勉強をしたのかという問いに「料理の煮込み時間や通勤の隙間時間を活用した」など具体的な方法が披露された。

 管理職に必要な資質について、複数の登壇者が指摘したのが、対話や聞くことの重要性などのコミュニケーション能力だった。「意見を言いやすい環境づくりのために普段から雑談や声掛けを意識している」という声に、登壇者の間で共感が広がった。

 最後に小池知事も座談会の輪に加わった。育児や介護など、家庭と仕事の両立に悩む職員が多いという話を聞いた小池知事は「私自身は子供を育ててはいないけれども、みなさんの声をきくと、休むわけにはいかない日に子供が熱を出したりする。そういった困りごとは男性であろうが、女性であろうが抱えている。たとえば、ベビーシッターの活用など、そこをカバーできるような環境づくり、選択肢を広げることが大事なんだろうと思う」と答えた。

 そして職員へのメッセージとして「人生は一回ですから、あのときこうすればよかったと思うくらいなら、やっちゃうほうが後悔しなくていいのではないか。失敗しても、それも勉強になったなと思うくらいがいい」と語りかけた。

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管理職に必要な資質はコミュニケーション能力だという声も。

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さまざまな部局から現役の女性管理職らが登壇した。

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出典:2050東京戦略 ~東京 もっとよくなる~(案) 令和7年1月





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