高台の散歩道へ
おすすめしてくれたのは…
石丸哲也:登山ライター。主著『関東周辺 週末の山登りベスト160』『東京発 半日ゆるゆる登山』、共著に『関東百名山』など。
狭山丘陵 (野山北・六道山公園)

自然あふれる原風景を辿って
狭山丘陵の西端に位置する野山北・六道山公園には、都内とは思えないほど豊かな里山風景が広がる。5月から初夏にかけては、新緑のトンネルが続き、谷戸(やと)と呼ばれる谷状の湿地では、伝統的な稲作の風景や初夏の野草に出合える。富士山を望む六道山展望塔など絶景スポットも点在。園内には明治時代の家屋を復元した「里山民家」があり伝統文化にも触れられる。かつての人びとと自然が共生していた原風景のなかを、ゆっくりと歩きたい。
住|東京都武蔵村山市瑞穂町石畑、殿ヶ谷、高根、本町3,5,6、三ツ木、岸(野山北・六道山公園一帯)

よこやまの道

歴史に思いを馳せる眺望
万葉集にも詠まれた多摩丘陵の尾根に位置する、約10kmの散策路。天気がよければ富士山まで望める「防人見返りの峠」など眺望ポイントが多数。初夏にはクヌギやコナラの若葉が輝く。散策のあとは「アン・グラン・メルシー」で地元の人に愛されるケーキを。
住|東京都多摩市諏訪6-1-2
《立ち寄りスポット》
アン・グラン・メルシー
住|東京都多摩市唐木田1-54-18 ルミエール唐木田1F
営|10:00~19:00
休|不定休

生田緑地【石丸哲也さんおすすめ!】

里山の自然残る豊かな丘陵地
「新緑が美しい雑木林が保全された公園です。向ヶ丘遊園駅から徒歩30分ほどで、最高地点で展望台がある標高84mの枡形山山頂に立ててアクセス良好。ツツジやハナショウブなど季節折々の花々のほか、園内には〈岡本太郎美術館〉などのミュージアムも」
住|神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-4
《立ち寄りスポット》
岡本太郎美術館
住|神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5(生田緑地内)
営|9:30~17:00(入館は16:30まで)
休|月曜(祝日の場合翌火曜)
※今年度は改修工事のため展示室休室。
展示室以外のスペースを用いた無料ミニ企画「ちょこっとTARO展」(4/18〜)を開催。

霞丘陵【石丸哲也さんおすすめ!】

ツツジを望む、新緑の里山
「青梅駅の手前に横たわる里山。最高地点の展望台は標高222mですが、最寄りの東青梅駅は約189mなので、登りはわずか。展望台からは奥多摩、富士山などを眺められます。北側斜面に広がる塩船観音寺には15~20種類、2万株以上というツツジが咲き誇り、4月中旬からは新緑とあいまって絶景。その東側の斜面では6月にアジサイ、東青梅駅と塩船観音寺の間の青梅市吹上しょうぶ公園では6月上旬~中旬ごろに約250品種、10万株以上というハナショウブが見頃です。塩船観音寺へはバスもあるけれど、東青梅駅から歩いて約40分、さらに15分ほど登れば展望台。展望台から東へ向かう霞丘陵ハイキングコースは、新緑の尾根道が続きます」
住|東京都青梅市塩船~小曽木
編集部おすすめのおさんぽアプリ4選
散歩をほんの少し彩ってくれるアプリがあれば、その時間はもっと楽しくなるはず。いつもの道も、見慣れた街角も、少し違った景色に見えてくる。今回は、編集部が実際に使っているおすすめの“おさんぽアプリ”を紹介する。
● Merlin Bird ID by Cornell Lab

このさえずり、どんな名前?
鳥の鳴き声や写真から識別してくれるアプリ。世界最大級の鳥類研究機関であるコーネル大学鳥類研究所が公開しており、位置情報をもとに近隣に生息する可能性の高い鳥類も表示してくれる。豊富な鳥類のリストは見ているだけでも知識が深まる。ビジュアルからも鳴き声からも検索でき、シーンに応じて使い分けられる心強い存在だ。
販売元Cornell University
著作権 ©︎Cornell University
● ハナノナ app

「あの花、なに?」がすぐ解決。
散歩の途中、ふと花の名前が知りたくなったときに使いたいアプリ。〈千葉工業大学 ステアラボ〉によって開発されており、写真からの識別だけでなく、その場で花にスマートフォンをかざすだけで、搭載された人工知能が種類や名前を教えてくれる。シンプルな操作で直感的に使えるうえ、オフラインでも利用できるのもうれしい。
販売元 CHIBA INSTITUTE OF TECHNOLOGY
著作権 ©︎2020 Chiba Institute of Technology
● ヒヨコ歩数計 育成しながら楽しくダイエット

歩けば育つ、ヒヨコと毎日。
毎日の歩数やログインに応じて、ヒヨコのレベルが上がっていく育成型の歩数計アプリ。歩数・距離・消費カロリーを、グラフとリストで使い分けながらシンプルに確認できるのも嬉しい。1日5,000歩でレベルアップするゲームのような仕組みもあり、無理なく続けやすい。絶妙な表情のヒヨコに癒やされて、ついもう少し歩きたくなるはず。
販売元 Kazuyuki Ishida
著作権 ©︎ 2025 Kazuyuki Ishida
● 散歩日記アプリ シンプルな散歩記録&歩数計アプリ

歩数と日記、どちらも欠かせない。
最大の特徴は歩数計に加え日記機能が備わっていること。アプリ内課金にはなるが、日記に写真を加えることができるのもありがたい。健康状態や日々の出来事など、記録用アプリとしても重宝する。週単位はもちろん、月や年単位でもデータをグラフ表示で比較できるなど、シンプルな設計で実用性が高く、長く使い続けたくなるアプリだ。
販売元 ASAYA, LLC
著作権 ©︎ASAYA, LLC
「東京グリーンビズマップ」
身近な自然の情報収集に
東京の緑あふれるスポットやイベント情報を発信するデジタルマップ。都内の公園や緑地、並木などを確認できるだけでなく、現在開催している緑に関するイベントも地図上から探すことができる。また、従来の地図検索に加え、2026年3月より「ハッシュタグ検索機能」を搭載。季節や利用シーン、設備情報などから、より感覚的に探せるように。


【Editor’s Picks】
身近な自然を地図上で探せるだけでなく、「並木・名木等」の検索機能を使えば、桜やイチョウなどの並木道も探すことができる。ふと自然が恋しくなったとき、そっと開いてみたくなる。