素敵な出会い《音楽日々帖》


 出会いの多い新年度。意外な組み合わせが素敵な化学反応を生むコラボ特集です!

 まずは同郷同士のコラボ。古き良きソウルを地で行くリオン・ブリッジズと、古今東西の音が混じり合うクルアンビンが、地元テキサスの名を冠したEPを発表しました。音楽性は近からず遠からずの2組ですが、広い空に土埃舞う田舎の気だるさみたいな雰囲気が醸し出され、新バンドとしてありなのでは⁉ と思うくらい好相性。同じ空気を吸う者同士、やはり響き合うものがあるんでしょうね。

 『Diario Mali』は、ルドヴィコ・エイナウディとマリ共和国のコラ(21弦の民族楽器)奏者バラケ・シソコによる、国もジャンルも超越したコラボ作品。ポストクラシカルとアフリカ音楽という、畑違いの巨匠同士がリスペクトしながら引き立て合っているのを聴くと「もっと人に優しくなろう…」と思うと同時に、エイナウディの振り幅に驚かされます。

 そして音楽史に残る名コラボといえば、マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルのデュエット。掛け合いによって曲のボルテージが上がっていくのが最高です! ちなみに、2人が歌う数々のデュエットソングを手掛けたのはアシュフォード&シンプソンというソングライターコンビ。作曲家としてなんとか身を立てたいと思っていた頃、山のようにそびえ立つNYの摩天楼を見上げ閃いたのが、名曲「Ain’t No Mountain High Enough」(高すぎる山はない)なんですって。この熱いソウルナンバーは、東京のビル街で野心を燃やすあなたにオススメです。

 

KHRUANGBIN & LEON BRIDGES『TEXAS SUN』

 サイケデリックファンクバンドとソウルシンガーのコラボEP。アメリカ・テキサス出身である2組が2018年の北米ツアーを共にしたことがきっかけで実現

metro208-music-01.jpgDEAD OCEANS 2020

 

LUDOVICO EINAUDI & BALLAKÉ SISSOKO『Diario Mali』

 世界で最もストリーミングされているクラシック作曲家でCMや映画音楽も手がけるピアニストとマリを代表するコラ奏者のミニマルであたたかな二重奏

metro208-music-02.jpgPONDEROSA ITALY 2006

 

MARVIN GAYE & TAMMI TERRELL『United』(限定版)

 キュートな歌声のタミー・テレルはマーヴィン・ゲイのデュエット相手の中でも出色の輝き。当時20代だった2人によるスイートで快活な1stアルバム

metro208-music-03.jpgUNIVERSAL MUSIC 2019





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