コネがはびこる社会で、娘に卒業試験で高得点を取らせるため、有力者の間を奔走する父を描いた「エリザのために」が28日から東京・新宿シネマカリテなどで順次公開される。
ルーマニア。英国留学がかかった卒業試験直前の娘、エリザ(マリア・ドラグシ)が暴漢に襲われる。娘の動揺を心配する父の医師、ロメオ(アドリアン・ティティエニ)は有力者を回り、卒業試験の結果を有利にすべく工作。エリザは父に反発を覚え…。
本作で昨年のカンヌ国際映画祭監督賞を受賞したクリスティアン・ムンジウ監督は電話取材に、「ロメオは善人でも悪人でもない。自分ならどうするかを観客に考えてほしかった」と話す。
