バルト海の真珠と呼ばれるラトビアの首都、リガの石畳を、留め袖と羽織袴(はかま)の2人が連れ立って歩く-。24日に公開されるラトビアのマーリス・マルティンソーンス監督作「ふたりの旅路」は、和服や和食など日本文化への深い敬意にあふれた作品だ。桃井かおりとともに主役を務めるイッセー尾形(65)は「見知らぬ街だからこそ新鮮な芝居ができるかなと、わくわくした気持ちで臨んだ」と撮影を振り返る。
尾形が演じる男はいったい何者なのか、映画では明確な説明はない。神戸に1人で暮らすケイコ(桃井)が着物ショーに参加するために訪れたリガで、突然ケイコの前に現れる。どこか懐かしい男だが、逃げようとするケイコ。それでも男は何度も姿を見せて、話しかけてくる。やがてケイコもつらかった身の上を打ち明けるようになるが…。
