映画「しあわせな人生の選択」の一場面 ©IMPOSIBLE FILMS, S.L. /TRUMANFILM A.I.E./BD CINE S.R.L. 2015

【シネマプレビュー】 しあわせな人生の選択


 マドリードで愛犬トルーマンと暮らす俳優のフリアン(リカルド・ダリン)のもとに、ある日、カナダで大学教授をしている友人のトマス(ハビエル・カマラ)が訪ねてくる。病魔に侵され、身辺整理を始めたと聞いて、治療を受けるよう説得を試みるためだ。だがフリアンは、トマスをトルーマンの里親探しに付き合わせて…。

 死を目の前にした友人と過ごす4日間を、スペインのセスク・ゲイ監督は、語りすぎない会話劇という妙味を用いて描く。会話の核になっているのが愛犬をめぐる人間模様で、ここから性的少数者や養子、人種差別など、さまざまな社会問題が浮かび上がってくる。中でも秀逸なのは、オランダに留学しているフリアンの息子をいきなり2人で訪ねたときだ。まさに語らない会話の神髄が見事に表現されていて、心憎い演出に胸が震えた。


続きは、http://www.sankei.com/entertainments/news/170630/e...





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