ポーランドのマウゴシュカ・シュモフスカ監督が、社会的な題材にサイコスリラーのテイストを加味して新感覚の娯楽作品を織り上げた。一昨年のベルリン国際映画祭では監督賞に輝いている。
一人娘のオルガと暮らす検察官のヤヌシュは、妻の死をめぐって娘の反発を買っていた。心の病を抱えるオルガを病院に入院させるが、セラピストのアンナは霊感療法の施術者だった。3人が交わることでさて…、という興味を、シュモフスカ監督は大胆にも観客の想像力に委ねる。あぜんとする冒頭も含めて、監督の才気にうなった。22日、東京・シネマート新宿などで公開。