どこか懐かしくもあり、斬新さも含んだコメディーだ。5日に東京・渋谷ユーロスペースで公開の「ロスト・イン・パリ」は、ベルギー人のドミニク・アベル(59)と、カナダ人のフィオナ・ゴードン(59)の道化師夫妻が監督、脚本に主演も兼ね、パリを舞台に軽妙で皮肉の効いた笑いを提供している。
カナダの田舎町で暮らすフィオナ(ゴードン)の元に、パリのマーサおばさん(エマニュエル・リヴァ)から手紙が届く。老人ホームに入れられてしまうとの訴えに、臆病者のフィオナは勇気を振り絞ってパリにやって来るが、フランス語も不案内な上に、ホームレスのドム(アベル)につきまとわれて…。
2人が出会う場面での絶妙なダンスなど、言葉が通じないことを逆手に取り、動きの面白さで笑わせる。
