台湾のヒットメーカー、ウェイ・ダーション監督(48)の新作「52Hzのラヴソング」が16日から東京・ユーロスペースなどで全国順次公開される。好んで日本統治時代を描いてきた作風を一変。バレンタインデーを過ごす台北の若いカップルたちの今を切り取るミュージカル映画となった。
「長く、第二次世界大戦中の重い内容を撮ってきたので疲れ果てた。観客がリラックスできる映画を模索していた」とウェイ監督。ネタ探しの過程で、台北ではバレンタインデーを自宅で1人で過ごす若者が意外と多いことに気づいた。
「情けない話だ。スマホ普及の影響もあるだろう。大胆なくらいに恋を楽しめばいいのに…」と怒りすらこみ上げ、早速、脚本に思いをぶつけた。「言いたいことは極めてシンプル。若者はもっと恋愛に積極的になってほしい」と笑う。
