チリを舞台にした映画「ナチュラルウーマン」の1場面 ©2017 ASESORIAS Y PRODUCCIONES FABULA LIMITADA; PARTICIPANT PANAMERICA, LCC; KOMPLIZEN FILM GMBH; SETEMBRO CINE, SLU; AND LELIO Y MAZA LIMITADA

【シネマプレビュー】 ナチュラルウーマン


 舞台は南米チリの首都、サンティアゴ。心と体の性別が一致しないトランスジェンダーのマリーナ(ダニエラ・ヴェガ)は、年の離れた恋人のオルランドと仲むつまじく暮らしていた。マリーナの誕生日を2人で祝った夜、オルランドの様子が急におかしくなり、マリーナの目の前で息を引き取る。悲しみにうちひしがれるマリーナだが、刑事やオルランドの息子、元妻らが次々とやってきて…。

 「グロリアの青春」のセバスティアン・レリオ監督が人間の尊厳を問いかけた作品で、昨年のベルリン国際映画祭で脚本賞を受賞したほか、今年の米アカデミー賞の外国語映画賞にもノミネートされている。偏見との闘いという社会性とともに、オルランドが残したものをめぐるサスペンスの妙味もあり、娯楽性もたっぷり。マリーナ役を演じるヴェガ自身、トランスジェンダーの女優で、日頃の生活や思いが垣間見えて説得力がある。いつまでも愛する故人の影を追って生きていくことはできないという決意の表情にしびれた。

続きは、http://www.sankei.com/entertainments/news/180223/e...





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