映画「聖なるもの」の一場面 ©2017『聖なるもの』フィルムパートナーズ

《落合》【シネマプレビュー】 聖なるもの

Movie/TV series, CULTURE

 「花に嵐」で昨年度の日本映画監督協会新人賞を受賞した岩切一空(いそら)監督(26)の最新作で、映画と音楽の祭典「MOOSIC LAB(ムージック・ラボ)」でグランプリなど4冠に輝いた。

 主人公は、岩切監督自身が演じる「岩切くん」。映画サークルに所属する大学生だが、1本も映画を撮らずに3年生になってしまった。4年に一度現れる「怪談の少女」を撮った映画は必ず大傑作になると聞いた岩切くんは、新入生歓迎合宿の夜、長い髪の少女(南美櫻(みお))を目撃して…。

 登場人物の視点で見ているかのように撮影するPOV(ポイント・オブ・ビュー)の手法を駆使。岩切くんが持ち歩くカメラによる映像としてホラー、コメディー、特撮とさまざまなジャンルを紡ぎ出す。構成は荒っぽいが、映画を撮りたいという岩切監督の衝動が全編にほとばしる。自らの太鼓腹で出産場面を表現したり、黒塗り姿でミニチュアセットを破壊するなど、監督自身の体を張った遊び心に、映画の本質を見たような気がした。

続きは、http://www.sankei.com/entertainments/news/180413/e...



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