映画表現の可能性を追求し続けるスペインのホセ・ルイス・ゲリン監督(57)が、またも芸術と娯楽のぎりぎりを突く革新的な作品を世に問うた。7日から東京・恵比寿の東京都写真美術館で公開される「ミューズ・アカデミー」は高尚な文学論議と俗っぽい男女関係が絶妙に配された意欲作だ。来日したゲリン監督は「冒頭で難しいことを語っているからといってどうか引かないでもらいたい」と笑顔で訴える。
作品は、バルセロナ大学の教室で、ラファエレ・ピント教授が文学におけるミューズ(女神)の講義を行う場面から始まる。教授は本人だし、講義も実際の講義だが、教授と教え子の女性たちとの会話が重ねられていくにつれ、徐々にドキュメンタリーではなく、フィクションであることに気づく。「講義では愛と創作についての理論を語っていて、それを後半で実践していく。小学生が学校で習ったことを宿題として持ち帰って、家で実際にやってみるようなものです」と、ゲリン監督は説明する。

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