「九月に降る風」の台湾のトム・リン(林書宇)監督が、妻を亡くした自らの経験を基に映画化した。多重交通事故に遭ったシンミン(カリーナ・ラム)は、同乗していた婚約者のレンヨウを失う。遺族になれない彼女は、レンヨウと訪れるはずだった沖縄の新婚旅行に一人で出かける。一方、妊娠中だったピアノ教師の妻を助けられなかったユーウェイ(シー・チンハン)は、ピアノのレッスン料を返すため、妻の生徒たちの家を一軒一軒、訪ねていく…。
最愛の存在を突然失った人は、どうやって悲しみを乗り越えるのか。そんな命題を、初七日、四十九日、百か日と仏教の忌日をたどりながら、2人の日常を見つめることで突きつける。