映画「ラビング 愛という名前のふたり」の一場面 ©2016 Big Beach, LLC. All Rights Reserved.

【シネマプレビュー】 ラビング 愛という名前のふたり


 1958年、米バージニア州に住むレンガ職人のリチャード(ジョエル・エドガートン)とミルドレッド(ルース・ネッガ)のラビング夫妻はある夜突然、逮捕される。州法で異人種間の結婚が禁じられていたからだ。執行猶予の条件として、離婚しなければ25年間は同州に一緒に戻れないという判決を下されるが…。

 「MUD マッド」のジェフ・ニコルズ監督が実話を基に映画化した作品で、白人の夫と黒人の妻が、世間の偏見と法の壁に苦しみながらも純粋な愛を貫く心温まる物語に仕上がっている。ほんの50~60年前にこんな差別があったことも驚きだが、夫のリチャードが武骨でぶっきらぼうで典型的な南部の男といった風情なのも意外な気がした。恐らく実在の本人がそういうタイプだったのだろうが、普段は寡黙な昔かたぎが、弁護士に「裁判官に伝えたいことは?」と聞かれて「妻を愛していると言ってくれ」と答える場面はぐっとくる。夫婦愛の力強さに心を打たれた。東京・日比谷のTOHOシネマズシャンテほかで公開中。2時間3分。(藤)

続きは、http://www.sankei.com/entertainments/news/170310/e...





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