結成19年の4人組ベテランバンドの2年半ぶり8枚目となるフルアルバム。聴いているとある種の余裕を感じるのはキャリアのなせるわざか。
ロック一辺倒ではなく、80年代のポップスらしい曲、フュージョンっぽさのある曲、時にはメタル的な要素まで取り込んでいる。さまざまなタイプの曲が並ぶことで飽きを感じさせないうえ、聴き心地も良い。若いバンドの中にもファンが多いと聞くが、それも納得だ。
ここまでのものが一朝一夕にできたわけではあるまい。昨年は、別名義でアコースティックのフルアルバムも発売するなど幅広く活動している。19年というキャリアが確立させた、彼らならではのサウンドがギュッと詰められたからこその出来と思える。