米ジャズ界を代表するギタリスト、ラリー・カールトンがビッグバンドとの共演を果たしたライブ盤。ラリーのギターの響きもさることながら、それをうまく際立たせつつも、決して脇役に回らず、自らの良さを十全に出したブラスや木管のサウンドに耳を奪われる。
ラリー自身が10年来、ビッグバンドとの共演を望んでいたといい、それだけにビッグバンドとの息の合った様子には納得。共演したSWRビッグ・バンドは、南西ドイツ放送が抱える名門で、1951年設立の歴史ある演奏集団。まさにがっぷり四つに組んでのスイングが、余すところなく収録されている。
ザ・クルセイダーズ時代の名曲「メロウ・アウト」はうれしいチョイス。「マイ・フェイヴァリット・シングス」などのスタンダードもあるので、そのグルービーな演奏っぷりは幅広い層に好まれそうだ。