昨年の日本有線大賞と日本レコード大賞の新人賞に輝いたシンガー・ソングライター、NOBUが18日に発表したベストアルバム。寂しげなのに、ぬくもりが感じられるハスキーボイスで存在感を発揮している。
代表曲「いま、太陽に向かって咲く花」や、表題曲「スタートライン」など17曲を収めた。興味深いのはNOBUの地元、宮崎県小林市の高校生らと一緒に制作した同市PRソング「田舎女子高生」だ。フジテレビ系の月曜9時放送のドラマ“月9”が、地元では火曜深夜に流れるなどの自虐ネタを表している。
それでも、アップテンポで軽快なリズムを刻んでいるため、悲壮感は漂っていない。褒め言葉はほとんど出てこないのだが、田舎の特徴がたっぷりと盛り込まれているので、地元への愛情が伝わってくる。そんな新鋭の表現の妙にうならされた。