新潟を拠点に、日本のダンス界を牽引(けんいん)し続ける「Noism1(ノイズムワン)」が6月2日から、彩の国さいたま芸術劇場(さいたま市中央区)で、新作「Liebestod(リーベストッド)-愛の死」を上演する。芸術監督の金森穣(42)が、「18歳のときにこの曲に出合い、いつか創作したかった」という、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」に振り付けた。(飯塚友子)
新作は「トリスタン-」の「前奏曲」と「終曲(愛の死)」を用いた2部構成。前半は歓喜の女(井関佐和子)と末期の男(吉崎裕哉)のデュオで、余命いくばくもない男と、生命の喜びに満ちあふれた女との、愛を表現する。後半に入ると井関のソロ。
出演者はたった2人、装置もシンプル-という装飾を一切そぎ落とした作品。振付家、舞踊家とも力量が問われる舞台だが、むしろ金森は楽しそうだ。
