今回のゲストは、包み込むような愛で人を癒やすセラピスト・ビューティデザイナーの鈴木サリーさん。ご自身のお仕事への想いから魂の話まで…オーガニックで深いお話をどうぞ。
小木:サリーさんの経歴は、ずっとセラピストですか?
鈴木:若かりし頃はモデルや歌手などを経験しつつ、世界各地を旅してセラピーの方法を学んでいました。そして、2005年にマヨルカ島と東京に、精神と肉体の両方に響くオリジナルメソッドのヒーリングサロンをオープンしました。
小木:初めてお会いしたのは今年の1月でしたね。
鈴木:小木さんとの出会いがきっかけで、私がつくった「キャプティベイト・パフューム」のコスメキッチンでの取り扱いがはじまりました。「キャプティベイト・パフューム」は、オーガニックな香りで心身をトリートメントするオイル。それまではサロンのお客様だけにご案内していたのが、多くの方の手に渡るようになりました。
小木:全国のコスメキッチンで行われたイベントにも足を運んでくださって、スタッフもみんなサリーさんの大ファンになりました。
鈴木:実はイベントで人前に出るのは大の苦手。でも自分の作品を扱ってくれる方たちに会わなきゃ、私の想いが伝わらないと思って。
小木:お店に立ってみていかがでしたか?
鈴木:私の言葉遣いは、抽象的でスピリチュアル。苦手意識を持たれる方もいるかなと覚悟していたのですが、まったくの思い違いで… 、全員が感動してくれました。
小木:時代が、サリーさんを必要としているんですよね。自分本来のビューティを手に入れるには、肌や食事のケアでは不十分で、"心のケア"が最も必要。それこそが美を完成するための鍵なんだと気付きはじめている。これからは、可視化されたモノやコトしか信じない姿勢は時代遅れで、目に見えないスピリチュアルなことにも柔軟な姿勢で向き合うべきなのかと。
鈴木:自分を知って、大切にしてほしい。愛をテーマに生きてほしい。そう言い続けながら、私はセラピーをしてきました。少し前までは、お客様の毒素を取り除くことに一生懸命すぎて、施術後に体調を崩すこともしばしば。もうこの仕事はやめたほうがいいと診断されたこともありました。
小木:えっ?それはいつの話?
鈴木:つい数カ月前のことです。生きる術が自分を追い込んでいたと知って、最初はショックでした。でも、無理しないよういくつかのことを断ち切って療養し、仕事のしかたを変えたんです。なかにはつらい別れもありましたが、その後まったく違う意識で再びセラピーに向かえるようになりました。
小木:7種の「キャプティベイト・パフューム」が完成したのも今年のこと。サリーさんが直接手を動かさなくてもセラピーが届くひとつの方法ですよね。サリーさんは潜在的にご自身のことがわかっていらしたのでは?
鈴木:そうかもしれません。このオイルは、使う人が必要としているものを届けるために存在しています。自分を枯渇させる仕事のしかたなんて誰も望んでないんですよね。
小木:がむしゃらに働くのは、これからの時代にそぐわない姿勢だと僕も思っています。
鈴木:サロンにいらっしゃるお客様にも、このままではダメとわかっていながら自分を犠牲に頑張っている方が多くて…。もっと身も心も軽やかになっていいんです。
小木:人って、好きなことに没頭しているときが輝いていますよね。
鈴木:そう! だからこそ、香りの力を借りて自分の魂と向き合い「私が本当にやりたいことは何か」をみつけてほしいんです。
セラピスト・ビューティデザイナー 鈴木サリーさん
自身の不調を改善するために、世界各国でセラピー、ヒーリング 、エステティック、リハビリテクニック等のディプロマを取得。その後スペイン・マヨルカ島でオリジナルメソッド「Saly Beautism」を確立、世界各国に顧客を持つ。完全会員制サロン「ATELIER Saly」代表。
Captivate Perfu me
6月よりコスメキッチンで販売開始した「キャプティベイト・パフューム」。誕生日から割り出した香りが人生をサポートしてくれる

Soul Reading
サリーさんが描く「魂の縮図見本」。要素を組み合わせていくと丸の形に。弱さや孤独がその人の魂を助けてくれることもあるそう

小木充(おぎ・みつる)
伊勢丹社員として「ビューティアポセカリー」の立ち上げに参画。現在はマッシュ ビューティー ラボ副社長としてCosmeKitchenのクリエイティブディレクションを行う、仕掛け人。世界中のオーガニックブランドの日本上陸にも多く関わる