
今回のゲストは、ビューティジャーナリストの永富千晴さん。時代の変遷を見極めつつ、女性が求める情報を正確に発信するアンテナの高さと審美眼に、小木さんも興味津々!
小木:いろんな女性誌で永富さんの文章やお顔写真を拝見していて、すごくクールなイメージがあったんです。でも、初めて会って、その印象は即座に覆されました。
永富:どういう意味ですか?
小木:いや、もちろん良い意味ですよ(笑)。想像していたよりも温かくて、親しみやすくて。あと、永富さんは完全に感性の人だなと思いました。
永富:それはあるかも。でも、私も小木さんはイメージと違ったな。いろんな人から話を聞いていて、きっとやり手のおじさまなんだろうなと思っていたんですけど、こんなに若い人だったの? と、衝撃を受けました(笑)。
小木:ありがとうございます(笑)。永富さんはビューティジャーナリストとしてさまざまな情報を発信されていますが、どういう目線で記事を書いているんですか?
永富:私は、美容を通じてコンプレックスを解消する方法を発信できればと思っているんです。自分に自信を持つきっかけとして、美容があるんだよって伝えられたら嬉しいです。
小木:確かにキレイって一言にいっても、人によってその定義は違いますよね。
永富:そうなんです。だから、ひとりひとりの個性を活かすような美容を提案できたら良いなと思っています。
小木:そもそもこの仕事を始めたきっかけは何だったんですか?
永富:大学時代から雑誌の編集アルバイトをしていて、毎月2ページ書かせてもらっていたんです。
小木:それは、大役ですね!?
永富:今じゃ考えられませんよね。ロケバスの手配、洋服やコスメのリース、スタッフのスケジュール管理まで、わからないながらに必死でやってました。
小木:そのまま出版業界に?
永富:それが就職活動は全滅で…。途方に暮れていたときに、あるビューティジャーナリストの方と出会って、頼み込んでアシスタントにしてもらったんです。
小木:なるほど。
永富:1年のアシスタント期間に市場リサーチや撮影のスタイリング、原稿の書き方まで教えてもらって、無事独立。そこからがむしゃらに走り続けて今に至ります。
小木:僕もいろんな雑誌を読んでますけど、永富さんが紹介するコスメはトレンドと実用性と見た目のバランスが秀逸。ひと言でいうと、今っぽくてオシャレですよね。
永富:ありがとうございます。これまでの美容情報は、一部の美容マニアに向けて発信されるものだったけど、最近はファッションと絡めた提案で、ごく一般的な女性たちからも注目されるようになりましたよね。たとえば「デニムに赤リップを合わせる」とか。そんなふうにトータルでバランスが取れた美容を求められているんだなって感じます。
小木:そうですね。ファッションやメイクを通じて自分のスタイルを表現するという考え方がすごく広がっている気がする。
永富:オーガニックがライフスタイルの一部になっている女性も増えてきましたよね。私もアロマやオーガニック食品は、ずいぶん前から生活の中に溶け込んでいます。
小木:トレンドにばかり左右されず、自然体で自分に合ったものを見つけていくことこそが今の時代の美容なのかもしれませんね。
永富:女性はいくつになってもなりたい自分に変われます。そのためには、いろんな人、物、事に恋をして、感度を高める事が大切!
ビューティジャーナリスト 永富千晴さん
女性誌の編集者を経て、ジャーナリストとして独立。美容コミュニティサロン・club C.を主宰し、美しくなるためのヒントや最新美容情報を発信している。

KOBAKO
「KOBAKO」のアイラッシュカーラー。写真右は、ヘア&メイクアップアーティストの中野明海さんと共同開発したホットアイラッシュカーラー。
http://www.kobako.com
小木充(おぎ・みつる)
伊勢丹社員として「ビューティアポセカリー」の立ち上げに参画。現在はマッシュビューティーラボ副社長としてCosmeKitchenのクリエイティブディレクションを行う、仕掛け人。世界中のオーガニックブランドの日本上陸にも多く関わる。