会社員として働いていると、まとまった休みを取りづらく、なかなか海外旅行に行けない……という方も多いのではないでしょうか。行くとしたら、土日と祝日を合わせた3連休。しかし、3日間しかないとなると、韓国、台湾、グアムなど、行き先が限られてしまいます。そんな方に今イチオシなのが、アジアのリゾートとして注目を集めるベトナム・ダナンです。日本からの直行便もあり、成田空港からダナンまでは5～6時間。時差は日本マイナス2時間なので、時差ボケの心配もありません。

　物価の安いダナンでは、少しのお金で贅沢が可能。街中のスパでは、マッサージ1時間1000円前後と格安のため、毎日マッサージ通いも夢ではありません。

　そして、ダナンの魅力は、とにかく食べ物がおいしいこと。野菜がたっぷり入った生春巻きやベトナムを代表する料理「フォー」はもちろん、新鮮でおいしいシーフードを安く食べることができると評判です。街中には多くのシーフードレストランがあるのですが、注文の仕方がちょっと変わっていて、店の奥にある水槽の中を泳ぐ魚介類を指さし、煮る、焼く、揚げるなどの調理法を指定します。さらに、塩、バター、レモングラスなど、味つけをセレクト。しばらくすると、調理された料理がテーブルに運ばれてきます。食べ終わった貝やエビの殻を床に捨てるワイルドなスタイルに、はじめは驚きましたが、その美味しさがクセになり、滞在中毎日通ってしまいました。特にハマグリのレモングラス蒸しは絶品！

　伊勢エビやアワビなども日本では考えられない安さで食べることができます。

　また、世界遺産の街ホイアンまでも車で30分ほどなので、日帰りで観光も可能。リゾートも世界遺産も楽しめるダナンで、優雅な週末を過ごしてみませんか？　

　こちらのコーナーも今回が最終回。お付き合いいただきまして、ありがとうございました！

ホイアンで見つけたおみやげ

『色とりどりのランタン』

ホイアンの名物でもある、夜を彩る色鮮やかなランタン。暗闇に浮かび上がる美しいランタンは、思わずお土産にしたくなります。

くぼ さきこ

編集者・トラベルライター。出版社を退職後、１年8カ月をかけて50カ国を巡る世界一周ひとり旅へ。著書に『GIRL’S TRAVEL』（ダイヤモンド社）などがある。次の旅行は上海ディズニーランドへ