《お多福美人講座》可愛がられる猫のふるまい

LIFESTYLE, COLUMN

猫の眉間にデコピンの指を差し出すと、普段からデコピンされている猫は、「フーッ」と怒り出しますが、デコピンをされたことがない猫は特段反応がなく、指にすり寄ってきたりします。それを見ると、「この猫は大切にされている」というのがわかり、デコピンをされるどころか「いい子いい子」と撫でてもらったりすることになります。一方で、フーッと怒った猫は、「どうせいつもされているんだろ」と、そのままデコピンをされ、ますます怯えて怒るという負のスパイラルが続きます。これは猫だけでなく、私たちも同じこと。

 彼が忙しかったりそっけなかったりしたときに、過去に男性に辛い思いをさせられることが多かった場合、「あなたもそうなのね! !」と、彼以外にされたことまでひっくるめて過剰に反応してしまうことがあります。その反応を見れば、それまでどんな扱いをされてきたかが一目瞭然。みんなが大切にしているものは大事にされるのに対し、普段から雑な扱いをされているものには、つい自分もそうしてしまうのが人間の弱さ。だからこそ、悲しい連鎖を断ち切るために、今の彼と過去の出来事を分けて考え、自分は愛されて大事にされる女性だというセルフイメージを持って行動することが、とても大切です。彼にしてみても、「どうせそんな人でしょ」と反応されるのと信じてもらうのとでは、その先の行動が大きく変わっていきます。

 さまざまな出来事に対する自分の反応を見つめて、意識や発言、行動を変えていくことで現実が動きます。起こる出来事は変えられなくても、それにどう反応するかは自分で決められるのです。愛されていて、自信のある女性ならどう反応するか。必要のない恐れや怒りを抱いていないか⋮ひとつひとつ丁寧に向き合い、デコピンを撫でる手に変えられたら、猫可愛がりされる人生になること間違いなしです。

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ちより

エッセイスト。元新橋芸者。男女をテーマにした2冊目のエッセイ『福ふく恋の兵法』の内容が講演で好評を博し、全国を回る日々。家族には笑われているが、ドライヤーをかけながらのストレッチが日課


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TAGS:#美人#猫


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