自分のことを「運がいい」と思っている人は、実際に強運の持ち主だといいます。経営の神様といわれる松下幸之助は、面接で「自分は運が悪い」と答えた人は、どんなに成績優秀でも採用しなかったという逸話は有名です。
そこで、いろんなお客様に「ご自身を運がいいと思っていらっしゃいますか」と、質問した時期がありました。結果はなんと、「運がいい」一色! しかも、想定外の熱さで「どれほど運がいいか」を語られる方の多いこと!!
そのとき感じたのは、運がいいか悪いかは、受け取り方に左右されるということ。「運に恵まれている」という方の中には、お金を持ち逃げされた人もいれば、詐欺にあった人もいます。そんな目に遭いながら、「あれがなかったら気づけないことがあったからね~」というその姿勢は、たとえ犬のフンを踏んでも、それを「幸運な出来事」に持ち込むような気迫がありました。
松下幸之助の面接の逸話は、不運に思えることさえも、「あのおかげで」と、自分を豊かにする糧にできるかどうかを見極めるためでもあったのだと思います。また、卵が先か、鶏が先かという話になりますが、根拠がなくても運がいいと思い込むことで、幸運に気づきやすく、チャンスに挑戦しやすくなるということが脳科学の研究で実証済みだそうです。
一日を始めるときに、「どうせ今日も大した一日じゃない」と思うか、「きっと今日もいいことがある」と思うかで、その後の過ごし方が違ってくるように、自分の人生にはきっといいことがあるという期待を持ちながら生きることで、顔つきも、姿勢も、行動も変わってきます。
一見不運に思えることからも、幸せの種を見つけて、それを活かす。運に対しての自己評価を高くする。これができれば、運が良くなるのは必至です。今号からは、3回続けて「福」をテーマにお届けします。お楽しみに♡
