フリースローに垣間見える選手の素顔
キャプテン、またゴール下の“ビッグマン”として、サンロッカーズ渋谷を支える満原優樹選手。学生時代からストイックに取り組んでいる筋トレで培ったフィジカルの強さで、対戦する相手チームの大型選手とぶつかり合う。いま、日本人でもっとも恵まれた体格を持つ選手のひとりだ。
Bリーグ公認のB.LEAGUE FREAKである浅利さんによれば、満原選手の屈強な肉体と、まじめな性格があらわれるのが、フリースローのシュートフォームだという。リラックスし、軽やかなリズムでモーションに入る選手が多いなか、満原選手は姿勢を低く、動きを一瞬止めてからモーションに入る。盤石な足腰の筋力と、きっちりとした性格からくるものでは?という浅利さんの問いに対し、「確かにそうかもしれないですね。僕はフォームをカチッと固めたいタイプなんです」と頬をゆるませる。その独特のフォームは、チームメートにマネされることもあるのだとか。
「じっくり時間をかけてフリースローの準備をしている選手を見ると、意外と繊細なヤツなんだな、と思います。そういう選手に限って、相手チームのブースターからの煽(あお)りに気を取られてしまって、ボールがリングにも届かないということも。そうなる気持ちもわかります(笑)」
「入れて当然」と言われるだけに、重要なシーンではとくに緊張感の高まるフリースロー。そういう場面でこそ、フォームを注視してみると、選手一人ひとりの人柄や性格が垣間見えるかもしれない。
《今月のゲストは…》
サンロッカーズ渋谷 満原優樹
1989年12月27日、神奈川県生まれ。身長198cm、体重110kg。サンロッカーズ渋谷所属。2018-19シーズンよりキャプテンを務める。外国人選手にも負けない屈強なフィジカルを活かしつつ、ミドルシュートで巧みにゴールを狙う。
明日は、③WEB EXTRA