齋藤選手は、「TeamLittleGuy」というファンクラブも運営している。コロナ渦にあって、ファンの声を聞ける貴重な場所になっているのだとか photo: Isao Sakamoto hair & make-up: Yushi Tanimoto(JOUER) text: Ena edit: Kohei Nishihara(EATer)

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 齋藤拓実《浅利陽介とコートの外で。》

コラム

  Bリーグ公認の「B.LEAGUE FREAK」に任命された俳優・浅利陽介が、いま気になるプロバスケットボール選手に話を聞く。

25歳のポイントガードはただいま急成長中!

浅利:齋藤選手、はじめまして!今日は大事な一戦(※取材は、第34節の滋賀戦の前日)の前なのにありがとうございます。

齋藤:いえいえ全然。僕、浅利さんのファンなんです。なので、今日はお会いできてうれしいです。

浅利:なんと!それはありがたいです。齋藤選手っていま25歳だよね。コートの外の表情は、まだ少年っぽさを感じさせるなぁ。プレーしているときとはまた違った印象です。今日は移動日だったみたいだけど、移動はバス?

齋藤:はい。名古屋から滋賀までなので、2時間くらいの移動でしたね。

浅利:移動中ってなにしてるの?やっぱりゲーム?

齋藤:はい(笑)。ゲーム好きなチームメイトと一緒に通信ゲームしてました。

浅利:ゲームって、コミュニケーション手段としてもいいよね。Bリーグの選手ってゲーム好きが多いけど、もしかしたらゲームってチームの潤滑剤みたいなものなのかも。

齋藤:そうかもしれませんね。しかも気分転換にもなりますし。

浅利:続いてちょっと真面目な質問。齋藤選手は、最初に入団したアルバルク東京で2連覇を経験したにもかかわらず、翌年に滋賀レイクスターズに移籍。そこで大活躍をするんだけど、また翌年には名古屋ダイヤモンドドルフィンズへ。結果を残していながらも移籍している印象があるんだけど、それはなぜ?もしや引っ越し好き(笑)。

齋藤:何度も引っ越しするのは正直大変です(笑)。チームに迷惑をかけてしまうし、やっぱり移籍は簡単なことではありません。アルバルクから移籍したのは、プレータイムに恵まれなかったというのが大きな理由です。

浅利:2連覇するほどの強豪だもんね。ルーキーにはなかなか出番もない。

齋藤:はい。在籍した2年間で、自分は大きく成長できたと感じていたので、もっとたくさん試合に出たかった。それで滋賀への移籍を決めました。

浅利:その結果、大躍進のシーズンになったよね。

齋藤:ショーン・デニスHCが、僕の力をうまく引き出してくれたおかげですが、最終的には移籍という選択をしました。

浅利:移籍先はいくつか候補があったと思うんだけど、名古屋Dに決めた理由は?

齋藤:チームメイトに実力者が多くて、戦略も含めて、僕のプレースタイルにあっていたということが大きいですね。プレーするイメージが湧きやすかったんです。

浅利:移籍してそろそろ1年経つのかな。今シーズンもあとわずかだけど、手応えは感じてる?

齋藤:いまは西地区4位。正直に言って、僕自身はこの成績に納得できていません。このメンバーならもっと高い順位にいられるはずなんです。

浅利:まだCS出場の可能性は残っているから、シーズン終了まで、悔いなく戦ってください。齋藤選手、今日はありがとうございました!

 

《今月のゲストは…》

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 齋藤拓実

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 1995年8月11日生まれ。神奈川県出身。身長171cm。ポジションはPG。明治大学在学中に特別指定選手としてアルバルク東京へ。2019年には滋賀レイクスターズへ移籍し、翌年名古屋ダイヤモンドドルフィンズへ。


《インタビューを終えて…》

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 一緒にゲームをしたくなりました(笑)。でもバスケの話になると、やっぱり顔つきが変わりますね。あと、ものごとを客観的に見ることができる。そんなところにPGらしさを感じたなぁ。次は実際にお会いしてお話ししたいです!

あさり ようすけ

 俳優。2018年よりBリーグ公認「B.LEAGUEFREAK」に就任した、筋金入りのバスケファン。現在、テレビドラマをはじめ、映画や舞台の話題作にも多数出演。リモート取材は便利だけれど、やっぱり直接会ってお話し聞きたい今日この頃です!


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