約1年ぶりとなる、リモートではないフィジカル対談。やっぱりいい!と興奮する浅利さんと竹田さんが手にするのは、竹田さんの引退記念Tシャツ。

横浜ビー・コルセアーズ GM 竹田謙《浅利陽介とコートの外で。》

コラム

 Bリーグ公認の「B.LEAGUE FREAK」に任命された俳優・浅利陽介が、いま気になるプロバスケットボール選手に話を聞く。

42歳で選手引退、そしてGMへ

浅利:リーグ最年長プレーヤーが引退しました。横浜ビー・コルセアーズの竹田謙さん、現役引退おつかれさまでした!

竹田:年長の期間は1年間だけです。折茂さん(レバンガ北海道代表。49歳まで現役選手として活躍し、昨年引退)から受けたバトンは重すぎます(笑)。

浅利:いま42歳でしたっけ?

竹田:はい。このあいだ、河村勇輝(特別指定選手として、2月まで横浜に所属。20歳)と話をしていたら、彼が8歳くらいのときに、僕の試合を見ていたと。我ながら、こんなに長く、よくプレーできたなと思いました(笑)。

浅利:いまは引退して、ゆっくりできている時期ですか?

竹田:それが全然で…。実は僕、GM(ゼネラルマネージャー)に就任したんです。

浅利:そうですか!おめでとうございます!!

竹田:5月1日に横浜武道館で引退セレモニーがあって、5日もアウェーで試合。それで6日の朝からGMとして選手の面談です(笑)。

浅利:休む間もなく、GMの仕事がビシバシと入ってきているわけですね。しかしGMとは驚きました。コーチという選択肢はなかったんですか?

竹田:僕は今回が2度目の引退で、1度目の引退後には、1年間コーチをしました。でも、教えるよりもプレーするほうが楽しくって(笑)。それでまた、現役復帰してしまったんです。

浅利:だからといってGMとは(笑)。

竹田:もともと興味はあったんです。いつかチーム運営をやってみたいなぁと。だから声をかけてもらったときは、ぜひやらせてくださいと返事をしました。

浅利:気持ちの準備はできていたんですね。でも、引退即GMってなかなかハードル高いですよ。

竹田:だから大変です(笑)。プレッシャーもめちゃくちゃあるし、日々勉強ですよ。

浅利:最初は苦労するかもしれないけど、プレーヤー側の視点をもったGMは、選手にとっても頼もしい存在なんじゃないですか。

竹田:そうありたいです。選手一人ひとりがプレーに集中できる環境をつくること、彼らの100%の力を引き出す。それが僕の仕事のひとつだと思っています。

浅利:おぉ、GMっぽい発言! すでにさまになっている(笑)。では、竹田GMにおうかがいします。チームの課題や目標などについて、お聞かせください!

竹田:横浜ビー・コルセアーズは、ずっとB1の下位にいます。まずは、ここから脱却したい。2020-21シーズンも接戦で競り負けることが多かったので、シビアな場面で勝てるチームをつくりたいですね。泥臭くてもいいんです。気持ち、ハートで1点をとりにいく。そんなチームをまずは目指します。

浅利:竹田GMのチームが今後どうなっていくのか楽しみにしています!

竹田:期待していてください!

 

《今月のゲストは…》

横浜ビー・コルセアーズ GM 竹田謙

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 1978年10月5日生まれ。神奈川県川崎市出身。身長188cm。ポジションはG /F。2014年に現役引退するも、2015年に復帰。横浜ビー・コルセアーズに所属し、今年選手としてのキャリアに幕を閉じ、GM就任を発表した。


《インタビューを終えて…》

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 ついこの間まで選手だったのに、もうすでにGMの雰囲気がありましたね。GMって、営業マン的な役割もあると思うんですが、竹田さんだったら思わずスポンサーしたくなるかも。うちの事務所、お金出してくれないかな(笑)。

あさり ようすけ

 俳優。2018年よりBリーグ公認「B.LEAGUEFREAK」に就任した、筋金入りのバスケファン。現在、テレビドラマをはじめ、映画や舞台の話題作にも多数出演。リモート取材は便利だけれど、やっぱり直接会ってお話し聞きたい今日この頃です!



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