生活の中で身近な印刷物であるパッケージ。誰にでも使いやすいユニバーサルデザインや、地球環境に優しい簡易包装、新たな素材など、技術、デザインともに日々開発がなされています。その進化を伝える「現代日本のパッケージ2018」展が、12月9日(日)まで印刷博物館 P&Pギャラリーで開催されています。
本展では、日本で開催されている大規模なパッケージコンクールの受賞作をご紹介。なかでも注目は、最新の印刷技術などを紹介する年鑑「JPDAパッケージデザインインデックス2018」の掲載作品のうち、“白”にフォーカスしたコーナーです。日本のパッケージデザインで好んで用いられる色の一つとして、時に光り輝き、時に背景となるなど多彩な表情を見せる白。清潔感、軽さ、崇高といった様々なイメージを持つ一方で、色幅も広く、素材や顔料、加工や内容物の影響などによって変化する難しい一面もあります。デザインとイメージ、色の繊細な関係を通して、パッケージデザインにおける白の表現について考察します。

身近な存在でありながら、見逃しがちなパッケージの面白さを知る機会となりそうです。
現代日本のパッケージ2018
会期:12月9日(日)まで
会場:印刷博物館 P&Pギャラリー(文京区水道1-3-3)
開館時間:10:00~18:00
休館日:毎週月曜日
入場料:無料
※印刷博物館本展示場にご入場の際は入場料が必要(一般300円)