“朝ごはんを通して世界を知る”をテーマにしたレストラン『WORLD BREAKFAST ALLDAY(ワールド・ブレックファスト・オールデイ)』(渋谷区神宮前)では4月1日まで、「Heart of Europe」といわれ、地理的にも文化的にも東西ヨーロッパの懸け橋となっているポーランドの朝食を提供しています。
お勧めは、ロシアやイタリア、フランスはいうまでもなく、モンゴルやアルメニア、コサック、ハンガリー、ユダヤ料理の影響も受けているポーランドの定番朝食メニューをワンプレートに詰め込んだ〈ポーランドの朝ごはん〉(1500円)です。
まずは、ヨーロッパで一番の生産を誇るリンゴの入ったパンケーキ〈ラツーシュキ〉。この“お袋の味”は、リンゴのほのかな酸味と食感が楽しめます。次は、すりおろしたジャガイモと小麦粉を混ぜて焼いたパンケーキ風の〈プラツキ〉。アメリカ大陸から西欧経由で伝わってきたジャガイモは、今では主食といえるほど、食べられているそうです。
これらに加え、カッテージチーズのような〈トゥファルグ〉にラディッシュとネギを入れたものや、ポーリッシュソーセージの〈キエウバサ〉、トマトなどを使ったスクランブルエッグを味わえます。
このほか、ライ麦粉とハーブ類をぬるま湯に混ぜて4、5日発酵させた液状のジュルをベースにした、ちょっと酸味のある伝統的なスープ〈ジュレック〉(680円)や、日本の餃子を大きくしたような〈ピエロギ〉などのサイドメニューもあります。
ピエロギの中身は、肉から果物までさまざまですが、今回はキノコとジャガイモが入っています。