室内外の気温差が激しいこの季節。
気づけば夏バテ状態に。
その原因は夏特有の内臓の冷えかもしれません。
Q1.夏の冷えと冬の冷え、何が違うの?
気温が下がり、体の末端から冷えを感じる冬と違い、夏の冷えは暑いがために冷たい食べ物や飲み物を過剰に摂取してしまうことが大きな原因。そうめんやかき氷など、日本で古くから続く夏の風物詩は、冷房がなかった時代に生まれたものなので、冷房が普及している現代社会では冷たいものの取り過ぎは冷えを増進させてしまうのです。また、外側から冷える冬の冷えと違い、夏の冷えは内臓から始まるのでさまざまな体調不良の原因に。
Q2.冷えはなぜ体に悪いのですか?
内臓が冷えるとまず血行が悪くなります。血行が悪くなると臓器のパフォーマンスが落ち、胃もたれや便秘、生理痛など、さまざまなトラブルが起こります。また、屋内外の寒暖の差に振り回されることで自律神経も乱れるので、ダルさや不眠、ホルモンバランスのくずれなどにもつながるのですが、その原因が冷えだと自覚している人はごく少数。ただの夏バテだと思って放置してしまう人が大多数です。
Q3.なぜ女性は冷えやすいの?
20代の働く女性の9割は冷えているというデータもあるくらい、現代女性は冷えています。男性と比べて皮下脂肪が多いということもありますが、最近の女性が薄着なのも大きな原因。また、運動不足による筋肉量の低下も冷えの大敵です。熱は筋肉によって生み出されるので、ある程度の筋力は必要。ストレッチ程度でいいので、運動を取り入れるのがおすすめ。
Q4.夏冷えを放置するとどうなるの?
大きな病気に直結することはありませんが、Q2でもお話しした通り、臓器の働きが鈍くなり、免疫力が低下します。カゼをひきやすくなったり、便秘がちになったり、また、生理不順やむくみなど、女性ならではのトラブルも起こりやすくなる人が多いです。むくみを気にして水をたくさん飲む人もいますが、冷えた体に水を注ぐのは冷えを悪化させるだけ。むくみの原因を見極めることが大切です。
Q5.冷えないために気をつけるべきことは?
まずは食生活の見直しを。水はもちろん、水分を多く含むキュウリやレタスなどの野菜、ソバや小麦、白砂糖などの食材は体を冷やすといわれています。ショウガなどの根菜類やタマネギ、紅茶、赤身肉や卵、黒砂糖は体を温めてくれます。青、白、緑の食材は冷える食材、赤、黒、オレンジの食材は温める食材と覚えるのもいいでしょう。また、屋内外の温度差に対応するため、ストールやカーディガンなどの羽織りものを1枚持っておくのも効果的です。
監修:石原新菜先生
イシハラクリニック 副院長