illustration: Haruka Toshimitsu text: Keiko Ageishi

最近、足が臭いんです…《働くオンナの救Q箱》


 靴を脱いで座敷に上がるとき、「足のにおい、大丈夫かな…」と気になる方も多いのでは?
ちょっとしたケアで自信をもって脱げる足に!

Q1.足が臭いのは当たり前?

 足のにおいは、多かれ少なかれ、誰でもあるもの。靴を履いていれば気になりませんが、座敷などに上がる際は、周囲の人にも気づかれやすいものです。足はからだの中でも、もっとも汗腺が集中しており、一日にコップ1杯分の汗をかきます。汗っかきの方ほど靴の中が蒸れやすく、臭くなりやすい傾向に。汗っかきでない人でも、高温多湿な環境に長時間滞在したり、一日中靴を履き続けたりすると、靴の中で細菌が増殖してにおうことがあります。とくに、仕事で革靴などの通気性の悪い靴を、長時間履き続けなければならない場合は、注意が必要です。

Q2.足のにおいの原因とは?

 におうのは、汗そのものではありません。私たちの肌の表面にある細菌は、汗に含まれる脂分や角質などを栄養分として増殖し、栄養分を分解する際には排泄物を出します。それが、においの元となるのです。靴の中は高温多湿で、細菌が増殖するには格好の環境で、においの元となる物質がより多く発生します。個人差はありますが、女性よりも、汗腺が発達している男性のほうが、足のにおいを気にされる方が多いようです。女性でもブーツを履く際は、靴の中がかなり高温多湿になるので、気をつけましょう。

Q3.病院で行う検査や治療方法は?

 病院では、水虫に感染しているかどうか、皮膚の一部を採取して顕微鏡検査をすることがあります。水虫であれば、抗真菌薬の塗り薬で治療します。水虫だからにおうのではなく、水虫が発症しやすい環境は、細菌も増殖し、においが発生しやすいということです。水虫になって皮膚がめくれたり水ぶくれになったりすると、細菌が増殖しやすくなるので、水虫の治療は、間接的ににおいを減らすことにつながります。

Q4.放っておくとどうなるの?

 足のにおいを放っておくと、当然のことながら、周囲の人を不快な思いにさせてしまうでしょう。蒸れた状態を放っておけば細菌が繁殖し続け、においがきつくなるだけではなく、皮膚が炎症を起こし、蜂窩織炎(ほうかしきえん)になることも。蜂窩織炎とは、ブドウ糖球菌や連鎖球菌などの感染による炎症で、患部が赤く腫れて痛みを伴います。ひどい場合は、痛みのために歩きにくくなることも。細菌の感染が広がるのを防ぐには、抗生物質を飲む必要があります。

Q5.日常的にできるケアは?

 靴の中を、細菌が増殖しない環境にすることが大切です。それにはまず、革靴よりもスニーカーのような通気性の高い靴を履くこと、靴下を履くこと、同じ靴を毎日、長時間履き続けないこと。汗をかいたら靴下をこまめに履き替えたり、足を拭いたりすることです。細菌が繁殖しないように、適度に足を洗って清潔を保つことも必要です。細菌は水洗いだけでもある程度落ちますが、石鹸やボディソープで洗い、水分はよく拭き取りましょう。

監修:蓮池 林太郎 先生

新宿駅前クリニック 院長
https://www.shinjyuku-ekimae-clinic.info





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