江戸文化の華やかさを手毬に表現した「手鞠チョコ」

《目黒》和の芸術をスイーツに! パティスリーショップ「栞杏1928」オープン


 歴史あるホテルの天井や欄間を飾る日本画や手毬(てまり)を表現したチョコレートが魅力的なテイクアウト専門のパティスリーショップ「栞杏(りあん)1928」がこのほど、目黒区下目黒のホテル雅叙園東京内にオープンしました。

 ケーキや焼き菓子なども豊富ですが、中でも目を引くのは和のチョコレート。「天井画ショコラ」(5個入り 2200円)は、ホテル雅叙園が1928年の創業以来、日本の伝統美術を伝えようと館内の天井や壁、欄間などに施した装飾をショコラに表現したものです。

 数ある天井画などから、和室「竹林」にある「烏帽子(えぼしぼう)・花飾りの女」や「桜」、「孔雀(くじゃく)」など5種類の絵を選び、ショコラに再現。転写シートでショコラの表面に絵を移し、色を出すのに大変苦労したとのことです。

 あまりの美しさに、食べることを忘れてしまいそうです。

天井画ショコラ (左から)菖蒲、桜、烏帽子・花飾りの女、ダリア、孔雀をデザインしたショコラ


「天井画ショコラ」のモチーフになった、天井画の菖蒲の絵


「天井画ショコラ」のモチーフになった 天井画の烏帽子・花飾りの女


 また、生チョコレートの「枯山水」シリーズ(各2000円)は、キューブ状のチョコレートにフレーバーパウダーをふりかけてパクリ! チョコレートながら、和三盆を使用し、ごまの風味が口いっぱいに広がる「薄墨」、かすかに日本酒の味がする抹茶のチョコレート「新緑」、モルトウイスキーが入った「赤銅」と、どれも一口ほおばったときの味に驚かされます。

 生チョコレート「枯山水」シリーズ (左から)赤銅、新緑、薄墨


 江戸文化の華やかさを形にしたという「手鞠チョコ」(大小2個 3000円)は、一瞬、これがチョコレートかと疑うような美しさ・・・まるで本物の手毬のようです。

 丸いチョコレートの中はガナッシュクリーム、外側は和柄のストライプチョコレートで飾られています。和柄の部分は、一枚一枚はがせそうです。

 どうやって作っているのでしょうか。ペストリー料理長の生野剛哉さんは「球体のガナッシュチョコの周りは12枚の薄いチョコレートが貼られています。作り方は、まず球体チョコに、転写シートで和柄を貼った1枚の薄いチョコレートを貼り、冷蔵庫に入れます。冷えたら取り出し、シートのフイルムをそっとはがします。そして、そこに少し重ねて、2枚目のチョコレートを貼り、再び、冷蔵庫に入れ冷やし、取り出し、2枚目のフイルムをはがします。この作業を12回繰り返します」と説明。丁寧に心を込めて作られたチョコなのですね。

 食べずに、ずっと飾っておきたい気分になります。

 この手鞠チョコを蓋にのせ、竜宮城をイメージして作った「玉手箱」(1万8000円)もまた、驚きの一品。二段のお重はチョコレートででき、中には、マカロンやボンボンショコラなどがびっしりと詰まっています。

 特別なお祝いの席に用意すれば、出席者全員が笑顔になること間違いなしです。

「玉手箱」 お重の蓋、二段のお重、中身 全て食べられます


生ケーキも全16種類。季節限定品もあります。(左から)抹茶ほのか、紅葉、和栗のモンブラン


 和と洋がコラボしたチョコレート、恋人や友人へのプレゼントや、頑張った自分への〝ご褒美〟にいかがでしょうか。


PATISSERIE「栞杏1928」

所在地:目黒区下目黒1-8-1 ホテル雅叙園東京 1階

営業時間:午前10時~午後8時

問い合わせ:レストラン総合案内(03-5434-5230)[午前10時~午後8時]


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