“サステナブル”な“アクション”を発見!
青バナナがこんなにおいしいなんて!
いろいろな食べ方を探求してみたい!
サステナアクション
スペシャルアンバサダー
ビーガン王子
本名:アレックス・デレチ。アメリカ合衆国出身。肉食の環境への影響を知ったことからビーガンに。ビーガン普及活動をはじめ、モデル、タレントとしても活躍。
ビーガン王子が、バナナやパイナップルでおなじみの、世界的な食品企業・ドール社のマーケティング担当である成瀬晶子さんにインタビュー。バナナの廃棄を減らす取り組みについて話を聞いた。
ビーガン王子(以下、王子):僕はバナナが大好きです。消化がよくエネルギーにもなりやすいから、毎日食べています。そんなバナナがたくさん廃棄されていると知って…、どのくらいの量が廃棄されているんですか?
成瀬:フィリピンのドール農園では、出荷できない規格外のバナナが年間2万トンほど廃棄されています。その他に日本に運ばれる過程で傷ついたり熟しすぎたり、さまざまな理由から廃棄されるものもあります。
王子:そんなにたくさん!
成瀬:こうしたバナナを救出するために、ドールでは2021年に「もったいないバナナプロジェクト」を立ち上げました。国内で廃棄されるバナナはジュースなどに加工し、家庭の食品ロスを減らすために、必要な量だけ買える「量り売り」もしています。
王子:アメリカやフランスでは、フルーツの量り売りは一般的です。
成瀬:房で買うと、食べきれないこともあるので、量り売りは日本でも普及させたいです。他にも、廃棄される規格外の青バナナを野菜として全国のスーパーで販売する試みも始めました。規格外のバナナの価値を高めて販売できれば、農家の収入アップにもつながります。パイナップルの量り売りや、葉を利用した代替レザーの開発もしています。「ピニャテックス」というヴィーガンレザーでつくったジャケットも、ぜひ試着してみてください。
王子:この革ジャン、いいですね!農産物の規格は品質を保つために大切ですが、多少不揃いでも、おいしく食べられるものもあります。農産物は地球の資源からつくられるもの。規格の基準を少しゆるめて廃棄を減らせたらいいですね。
成瀬:バナナは腸内環境も整えてくれます。とくに青バナナは、ハイパー食物繊維ともいわれる「レジスタントスターチ」が豊富なんです。
王子:青バナナのおすすめの食べ方はありますか?
成瀬:お芋のような食感なので、ジャガイモの代わりに使うのがおすすめです。スライスして揚げたり電子レンジで加熱したりして、塩やバターをつけてシンプルに食べてもおいしいですよ。
王子:マッシュポテトみたいにしてもおいしそう!
成瀬:食品ロスをなくすために、新しい食べ方も提案していきたいです。ぜひ、楽しいレシピの発信をお願いします。
王子:任せてください!
「もったいないバナナプロジェクト」の賛同企業は現在30社以上。「消費者の食品に対するマインドセットも少しずつ変化していると感じています」と成瀬さん(写真左)。
メトロポリターナの
#サステナアクションプロジェクト
メトロポリターナでは、“人の暮らしや社会、環境をより良くするちょっとしたアクション”を「#サステナアクション」と名付け、社会課題に興味を持ちアクティブに行動するサステナアンバサダーとともに、サステナブルな社会の実現を後押ししていきます。詳しくはinstagramをチェック!