Senti ! é così in Italia !③ パスクア(復活祭)ってこんなのよ!

コラム

 こんにちは、おこです。春分が過ぎるとイタリア・フィレンツェでも、桜に似たアーモンドの花が咲き始め、春がやってきます。春と言えばイタリアでは、一年の中で最も重要なイベント、PASQUA(パスクア)が行われます。
 パスクアは、日本でも最近ポピュラーになりつつあるイースター(復活祭)、イエス・キリストの復活をお祝いするイベントで、イタリアではクリスマスと同じくらい重要なものです。「春分の日の後の最初の満月の後の日曜日」で、今年はきょう、4月1日です。パスクアの翌日もパスクエッタ(Pasquetta)という祝日です。この2日間は、会社や学校はもちろんお休み。イタリアでは最近、スーパーやブティックが日曜日も営業し始めたのですが、この2日間は閉店してしまうので、この時期にイタリアを旅行される方は注意してくださいね。

 イタリアの人たちはこの日、朝は教会のミサに行き、自宅で家族と昼食を共にしてキリスト復活を祝います。もちろん、アンティパスト(前菜)やプリモ(パスタなど)やセコンド(メイン)があって最後はドルチェで締めるのですが、これが長丁場です。お昼過ぎから夕方まで食べます。さらに、翌日のパスクエッタは、友人と食事をしたり、食べきれないほどのパスクア料理を持ってピクニックを楽しんだりします。マンマは前々日からすべての料理を仕込みます。日本の大晦日と元日みたいですね。

 ご馳走の主役は、子羊(Agnello)。なぜ子羊かというと諸説ありますが、かつてユダヤ教で神への生贄とされていたことや、キリストの象徴であることなどに由来するようです。グリルで焼いたり、煮込んだり、オーブンで焼いたり、と地方によって違うようですが、「復活」を象徴するというグリーンピースやアンティチョークなどの食材と合わせる調理方法が伝統的です。ほかにも、卵、リコッタチーズとペコリーノチーズなどの食材を使うこともあります。

メーン料理、ラム肉のグリルとポテトのオーブン焼

 定番のドルチェは、コロンバケーキ(Colomba Pasquale) !  平和のシンボル、ハトの形をしているケーキで、572年イタリア・ロンバルディア地方の発祥という、歴史あるお菓子です。クリスマスに食べる伝統菓子パンのパネットーネと同じ発酵方法で、ほんのりとした自然な甘さが特徴で、オレンジピールやアーモンドが入っているのが伝統的スタイルです。最近では、レモンクリームやチョコレートクリーム、チョコチップが入っていたり、チョコレートでコーティングされたりと、バリエーション豊かになっています。私のお気に入りは、「Tre Marie」シリーズ。自然酵母で発酵させているので、自然な甘味で食べやすい。気がつくと半分以上なくなっていることもあります。

伝統的なコロンバケーキ

 そして、イースターといえば、卵を思い出す人も多いのではないでしょうか。卵型チョコレート(Uovo di Pasqua)は、イタリアの子供達にも大人気です。2月のカーニバルが終わると、スーパーやバール、お菓子屋さんには、卵型のチョコレートがずらり。スーパーではミニサイズが500ミリリットルボトル程度でおよそ3.5ユーロ、その倍ほどの大きさのミディアムサイズは15ユーロ程度で売られており、中にアニメキャラクターなどの小さなキーホルダーや文具などが入っています。一方、この時期の高級チョコレート店では、中にジュエリーなどプレゼントを入れられるオーダーメイドのものもあります。チョコレートに込める想いもさまざまなのです。

卵型チョコの定番「キンダーサプライズ」のパスクア版

共和国広場のバール「Gigli」ではおしゃれな卵型チョコも

サッカーチームのグッズが入ったものもります

 卵のチョコレートは本来、パスクアの日のランチの後に開けて楽しみます。しかし、我が家では子供たちが〝フライング〟してしまうのが常。今年もパスクア後のチョコレートケーキのレシピ探しに追われる予定です。とほほ。

 それでは今年も、BUONA PASQUA(ハッピーイースター)!!!!!

(おこ@フィレンツェ)



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