カラダあたたまる、鍋&スープを[スイッチOFFでも、あたたかい暮らしー無理のない節電をー]


 思い返せば今年の夏は、電気が足りなかった。この冬も、見通しはなかなか厳しそう。全国各地には7年ぶりの節電要請。このピンチは、みんなで乗り切る必要がある。節電の必要性を理解して、無理なくあたたかい暮らしをしていこう。


カラダあたたまる、鍋&スープを

 コトコトと、幸せな音が聞こえてくる。具材を煮込む鍋からは、心をほぐす香りも漂う。水炊きにキムチチゲ、ポトフにミネストローネ…、いろいろな鍋料理があるけれど、どれも本当にいいことずくめだ。余りものの食材を片付けられるし、適当につくってもだいたいおいしい。スープを飲めばカラダは芯からポカポカに、立ち上る湯気は、ついでに部屋もあたためてくれる。そう、じつは鍋料理は節電料理でもあるのだ。今年の冬は、生姜をたっぷり入れたり、激辛鍋にチャレンジして、発汗&暖房いらずの鍋を味わおう。

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もっと電気はつくれないの?

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2011年の震災がきっかけで原発ストップ
大きく変わった日本の電源構成

この十数年で大きく変わった日本の電源構成。震災の影響で、原子力発電は大幅に減少。石炭、LNG、石油を燃料とする火力発電が、大きな割合を占めるようになった。

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火力
震災以降の電力需要を支えてきた火力発電。今後は脱炭素型電源に少しずつ置き換わっていく流れだが、安定した電力供給のためには、まだまだ必要性が高い。

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原子力
震災前は国内に54基あった原発だが、再稼働に至ったのは現在10基。高い安全性が求められるなか、革新炉と呼ばれる新しい原子炉の開発も加速している。

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再生可能エネルギー
導入が加速する太陽光や風力、地熱といった再生可能エネルギー。2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、その存在に大きな期待が寄せられている。


さまざまな事情があって、電気はすぐには増やしにくい

 需要が高まったとしても、もっと電気をつくれば電力不足は避けられるのでは?と思うかもしれない。でも、さまざまな事情があって、供給は簡単には増やせない。

 かつて、日本の電力供給は原子力発電が主力の一つだった。それが2011年の震災後に、原子力発電の稼働はストップ。現在では、火力発電がその穴を埋め、発電量全体の7割以上を占めている。けれど時代は脱炭素。電力自由化によって競争が激化した電気事業者は、資金回収が難しそうな火力発電への新たな投資に対して消極的にならざるを得ない。

 太陽光や風力などの再生可能エネルギーの発電量も増えてはいるが、その発電量はまだ少ない。そもそも気候に左右される不安定な出力を支えるためには、火力発電などの電源が必要でもある。

 戦争の影響でLNGなどの燃料調達にも不安が出てきている。現状、電気は増やしにくい。だからこそ、大切に使う心がけが電力不足を救う鍵となりそうだ。


データ提供:資源エネルギー庁 https://www.enecho.meti.go.jp/





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