新橋・虎ノ門エリアにある新虎通りにこのほど、東京都道で初の路上の常設商業施設となる「旅する新虎マーケット」がオープンしました。
2020年には東京オリンピック・パラリンピックのメーンスタジアムと選手村を結ぶシンボルストリートとなるこの通りに、日本全国の食材やアイテムを結集した商業施設を設けることで、日本の魅力を国内外に向けて発信し、地方創生につなげたいという目的のもとに開催されています。
主催は、全国1700余の市町村の中から464の自治体が参加している「2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進主張連合」で、森ビルや三越伊勢丹などが企画運営。通りを挟んで点在する「旅するストア」「旅するスタンド」「旅するカフェ」の3種類の施設で構成され、約3カ月ごとに替わるテーマのもと、全国のモノやコトを発信していくそうです。
「旅するストア」では、三越伊勢丹が国内の市町村から厳選したアイテムを販売しています。
棚に並ぶ色とりどりのフルーツ柄の茶筒の中は、桜やリンゴの香りの国産紅茶や柚の香りの煎茶、フルーツのハーブティーなど。
アルコール類も充実しています。京都伏見の水を使った国内で生産されるのは初めてのジン(京都)、お酒を飲まない人でも思わず手に取ってしまう、旭山動物園のイラストが描かれたカップ入りの日本酒(北海道)など、他ではあまり見かけないものがそろっています。
また、これまでのイメージを覆す青や赤、紫の南部鉄の急須はスタイリッシュで、若い世代でも引きつけられそうです。


「旅するスタンド」には、バルのようなスタイルの4店舗があり、約3カ月ごとに出店自治体が交代。現在は山形県山形市、富山県高岡市、山口県宇部市、愛媛県今治市が出店中です。
山形市のスタンドは「洋食やまがた軒」。有名な芋煮はもちろん、ステーキやハンバーグ、カレーなど山形牛を使ったメニューが5種類あり、山形の地酒に合うおつまみもあります。
高岡市は「おでんや高岡」。昆布の加工が盛んな高岡ならではの細切り昆布をのせたおでんは、味がよく浸みていて〝もっとお代わり〟という気分になります。

宇部市は、テイクアウト専門のスタンド「バーガーうべ」。東京には出回っていない地元のワタリガニとタケノコを使ったクラブケーキバーガーは、香ばしく、サクサクとした食感が堪りません。地元イチゴのシロップを使ったドリンクは、さわやかで美味です。
今治市の「今治イマバール」は、クリスピーでジューシーな〝せんざんき〟と呼ばれる鶏の唐揚げや、地元の中華料理店のまかない飯がルーツのB級グルメ、今治焼豚卵飯を提供。イヨカンやハッサク、レモンなど今治名産の柑橘類をミックスしたサワーは、すっきりとしたのど越しで何杯でもいけそうです。


「旅するカフェ」は通年の店舗で、出店自治体産の食材を用いたメニューを展開しています。
「2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進主張連合」の國定勇人会長は「東京五輪のチャンスに、地方自治体の魅力をどうやって国内外に伝えるのか、自治体が連携して1つのストーリーを持って、新虎マーケットで売っていくことが、よりササルるセールスになると思います。1つの市町村ではできないことができます」と大きな期待を寄せています。
点在するカフェやスタンドを食べ歩き、ストアでショッピングを楽しみ、新虎通りで旅する気分を味わってみてはいかがでしょうか。
旅する新虎マーケット
所在地:港区西新橋2丁目16番地 他
公式サイト https://www.tabisuru-market.jp/