弱虫ペダル」などの“2.5次元ミュージカル”で人気を博した東啓介(22)が、石丸さち子の脚本・作詞・演出のオリジナルミュージカル「5DAYS 辺境のロミオとジュリエット」で主演する。「わかりやすい現代版のロミジュリ」と話す東の演技に注目が集まる。
2018年、経済復興特別区「グラント」が、「デルヒ」と「ゼムリャ」という2つの街に分かれ、対立が激化する。デルヒのハワル(東)はある日、友人らとゼムリャの祭りに潜り込み、そこで出会ったリェータ(豊原江理佳)とまたたく間に恋に落ちるが…。
「『スカーレット・ピンパーネル』『マタ・ハリ』とお世話になった石丸さんに抜擢(ばってき)していただいた。今回は恩返しでもあり、新たな挑戦という感もある」
東はこう話す。石丸の演出では「自分でシーンの絵コンテを描いてどういう場所、時間帯で何が起こっているのかを考える」といい、それが実際の演技でも役立っているという。