米作家、ダニエル・キイスの名作「アルジャーノンに花束を」で、俳優、矢田悠祐(26)がミュージカル初主演を果たす。「自分にとって代表作といえるような作品にしたい」と意気込むその奥には、先輩俳優からのバトンを受け継いだという強い意思が感じられる。
32歳になっても幼児並みの知能しかないパン屋の店員、チャーリィ・ゴードン(矢田)に、大学の偉い先生が頭を良くしてくれるという夢のような話が舞い込んだ。手術でチャーリィは天才に変貌したが…。
「これまでは座長って大変だなと思うだけでしたが、いざその立場になると背負うものも大きく、思ったより大変です」
矢田の率直な言葉は責任感の表れだ。念頭に置く座長の存在は、昨夏のミュージカル「王家の紋章」で共演した浦井健治(35)。浦井は「アルジャーノン-」の日本初演(平成18年)と26年の再演時に主演した“先輩”にあたる。