スマホや半導体、自転車など、さまざまな製品を世界に送り出し、躍進する台湾は、暮らしを良くするプロダクト分野でも独自に進化中。「台湾エクセレンス」を受賞したアイテムとともに、その特徴を見てみよう。

台湾エクセレンス賞とは?
1993年に設立された「台湾エクセレンス賞」は、台湾の経済部(日本の経済産業省相当)が、台湾の優れたブランド製品に贈る賞。台湾が世界に誇る優良製品の証でもある。
マットな質感をした、一見すると黒い平らな石。手に取ると、ずしりと重い。「じつはこれ、栓抜きなんです。《no.30(ナンバー・サーティ)》というブランドロゴも裏側に目立たないように入っていて、ぱっと見は何かわからない。面白いデザインですよね」。そう語るのは、プロダクトメーカー「100percent」代表の坪井信邦さん。坪井さんは、自社の製品を台湾へ輸出したことがきっかけとなり、現在では台湾プロダクトを日本で販売している。
「《no.30》は、亜鉛合金の工場によるファクトリーブランドです。栓抜きを見てもわかるようにデザイン性も高いのですが、その加工技術も特筆すべきものがあります。鉛筆削りは、鉛筆を削る機構も含めて全体が金属の一体成形です。こんな難しい加工は見たことありません。また、Taiwan Glassというガラスメーカーによる《TG》の製品からも、台湾プロダクトのレベルの高さがわかります。硬質ガラスの成形はとても難しく、Taiwan Glassはその加工技術においては、世界屈指のレベル。そんな彼らが、日本を代表するデザイナーの深澤直人さんとつくっているのが《TG》というブランドです。シンプルでタイムレスなデザイン。でも、丸みがあって優しさも感じられます。この曲線は、台湾人の優しさを表現しているそうです。台湾は、地理的理由もあって世界に目を向けてものづくりをしています。新鮮で躍動感があるものをゼロからつくろうとする、いい意味での若さもあるんです」
坪井さんが紹介してくれた2つのブランドは、どちらも「台湾エクセレンス賞」を受賞している。次々と生まれてくる優れた台湾プロダクトを探しに、台湾エクセレンスのHPをのぞいてみよう。

《no.30》は、40年以上続く亜鉛加工工場が、国際的なデザイナーとコラボして始まった。

《no.30》のボトルオープナー。4950円。

台湾と日本の架け橋として、台湾プロダクトを日本で紹介する坪井さん。《TG》や《no.30》のアイテムは、「100percent」のECショップでも購入することができる。
台湾エクセレンス
https://www.taiwanexcellence.org/jp
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100percent オンラインストア
https://100percent.store