夏のエアコンつけっぱなしは本当にお得?


 今年の夏は東京都心で8月に計27日間も雨が降り、湿度の高い日が続きました。日照時間は平年の半分程となりましたが、湿度の高さから蒸し暑く感じられ、エアコンを使用する機会は多かったのではないでしょうか。

 夏終盤の暑さを乗り切るためのエアコン活用術を紹介する本連載。最終回となる4回目はエアコンと電気代についてのお話です。


≪エアコンは“つけっぱなし”と“こまめにオンオフ”どちらがお得?≫

 毎年夏になると、「エアコンはつけっぱなしと、こまめにオンオフするのではどちらの料金が安くなるのか」という〝論争〟が巻き起こりますよね。実際に試される人も多いようで、SNSでも盛り上がりを見せる話題ですが、実際はどうなのでしょうか。

 ダイキン工業株式会社が実施した夏場のエアコン利用に関する100人へのアンケート調査(2016年)によると、約7割(67.0%)の人が「つけっぱなしの方が、電気代は安いと思う」と回答しました。「つけっぱなし」が省エネにつながると考えている人が多いようですが、実際にエアコンをつけっぱなしにして外出している人は約5割(53.0%)にとどまっており、実際にはどうなのかという疑問から外出時の「つけっぱなし」に抵抗のある人は少なくないようです。 

 そこで、ダイキンが「エアコンをつけっぱなしにするのとこまめに入り切りするのでは、どちらの電気代が安くなるの?」をテーマに、ほぼ同じ条件のマンション2部屋を使って検証実験を行ないました。

<実験環境>

●実験場所:大阪市

●建物構造:鉄筋コンクリート造(14階建て)

●築年月:2006年3月

●部屋の広さ:約14畳

●2階と3階の階違いの同じ間取りの部屋を使用

●使用したエアコンの機種:『うるるとさらら Rシリーズ』 AN40TRP-W 4.0kW(主に14畳用)

●エアコン設定:冷房26℃、風量自動

●実験に使用した部屋の間取り

出典:ダイキン工業株式会社


 実験では、日中は在宅で、買い物などの短い時間に外出することを想定して30分間隔でオンオフを繰り返した場合と、外出中もつけっぱなしの場合で消費電力を比較しました。

 その結果、日中は35分まで、夜は18分までの外出であれば、エアコンを「つけっぱなし」の方が、電気料金は安いということが分かりました。

出典:ダイキン工業株式会社


 日中、家にいる場合、30分程度の外出であれば「つけっぱなし」のほうが安く、長時間の外出の際は「電源をオフ」。夜間の外出の場合は「こまめにオンオフ」するのがお得な使い方といえそうです。

 消費電力は、外気温の変化や陽射しといった天候の影響、部屋の間取りやエアコンの性能などの条件により異なってきますが、エアコンを使う際には今回の結果を1つの目安にしてみてください。


≪9月のムシムシ暑い日は湿度コントロールを!≫

 都心では少し肌寒い9月のスタートとなりましたが、今月中旬までは曇りや雨の日も多く、高い湿度が予想されています。秋に向けて気温は徐々に低くなっていきますけれど、快眠のためにも湿度のチェックをお忘れなく!

 室内の温度を下げたくない場合には除湿機能を使って湿度を50~60%に調節するのがオススメです。





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