街じゅうにイルミネーションが輝く1年でもっとも美しい季節がやってきました。とくに童話から抜け出したようなロマンチックな洋館が数多く点在する横浜・山手地区の美しさはため息が出るほどです。
そんな山手地区にある8つの西洋館では25日まで、「世界のクリスマス」と銘打って世界各国のクリスマスの装飾やイルミネーション、コンサートなどのイベントを行っています。

横浜市イギリス館のイルミネーション
世界のクリスマスを開催しているのは、「横浜市イギリス館」、「山手111番館」、「山手234番館」、「エリスマン邸」、「べーリック・ホール」、「山手68番館」、「ブラフ18番館」、「外交官の家」の8つの西洋館です。
「横浜市イギリス館」のテーマは、イギリスが最も栄華を誇っていたヴィクトリア女王の時代のクリスマスです。館内のダイニングルームでは、ロンドン・ベイカーストリートの邸宅に家族や友人が集い、ヴィクトリアンスタイルで飾られたダイニングでクリスマスディナーを楽しむ様子を再現しています。イギリス館は、旧英国総領事公邸として建てられた白亜の建物です。

横浜市イギリス館では、ヴィクトリアスタイルがテーマになっています

横浜市イギリス館の窓辺にもヴィクトリア時代を彷彿とさせるキャンドルが飾られています

赤レンガと白い壁の外観が美しい「山手111番館」のテーマは、スウェーデンのクリスマス。スウェーデンの人々に今も愛されている童話「私の家」をモチーフにしたそうです。緑の森に映える赤い家とオーロラをイメージした装飾が特徴です。

赤レンガと白い壁の外観が美しい「山手111番館」

緑の森に映える赤い家のテーブルクロスも赤です

ワインラックもトナカイの形です

雪の平原をイメージした部屋です
山手本通り沿いに建つ「山手234番館」の展示テーマは、アルメニア共和国です。アルメニアは世界で初めてキリスト教を国教「アルメニア正教」とした国です。アルメニアのクリスマスは1月6日で、ドライフルーツの入ったピラフ魚がクリスマスの定番料理だそう。館内の飾り付けは、駐日アルメニア共和国大使のグラント・ポゴシャン氏自らが行ったそうです。

「山手234番館」のイルミネーション

山手234番館のクリスマスはアルメニア共和国です

アリメニア共和国の民族衣装なども飾られていました
「エリスマン邸」は、日本の建築界に大きな影響を与え「近代建築の父」と呼ばれたチェコのアントン・レーモンドの設計です。フィンランドの田舎に帰省して祖父母とゆっくり過ごすようなアットホームなクリスマスを演出しています。

「エリスマン邸」のイルミネーション

エリスマン邸のクリスマスはスウェーデンです

エリスマン邸にはお菓子の家も飾られています
アーチ型の窓が特徴の「べーリック・ホール」は、山手西洋館の中で最も大きな建物です。スペインのスタイルを基調として、建物内部には天井の高いリビングや市松模様のタイル床などが特徴です。こちらの館のクリスマスのテーマはベトナム。仏教国ベトナムでもクリスマスはビッグイベント。目抜き通りにはバイクに乗ったサンタも現れるということです。

「べーリック・ホール」のイルミネーション


このほか、「山手68番館」ではブラジル、「ブラフ18番館」ではイタリア、「外交官の家」では日本のクリスマスをテーマにした装飾を楽しむことができます。西洋館はいずれも入場無料です。
明日からのクリスマスホリデー、洋館めぐりをしながら、世界各国のクリスマスの雰囲気に浸ってはいかがでしょうか。そこには夢のような世界が広がります。

(写真はすべて田中幸美)
☆横浜山手西洋館の「世界のクリスマス2016」は、25日(日)まで。休館日なし、入場無料。午前9時30分~午後5時(土日祝日は午後6時まで)。イルミネーションの点灯は31日まで。点灯は日没~午後11時(館内の電灯は閉館後に消灯)。
横浜山手西洋館の公式ホームページは
、http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/yamate-seiyou...