33基の山鉾の中で唯一少年が乗る長刀鉾の稚児と禿=3日、京都市下京区の長刀鉾保存会会所(撮影・写真報道局永田直也)

《祇園祭1150》令和初の長刀鉾の稚児に中西望海くん


 日本三大祭の1つである京都の祇園祭は今年、創始から1150年を迎えます。
 中でもハイライトとなる7月17日の山鉾巡行で、先頭を飾る長刀鉾に乗る稚児が3日、発表されました。
 稚児には、京都市立御室小学校4年の中西望海君(10)=京都市中京区=が、稚児を補佐する禿(かむろ)には、ノートルダム学院小5年の杉本崇晃君(10)=京都市右京区=と、市立朱雀第四小4年の竹内瑛基君(9)=京都市右京区=が選ばれました。

「祇園祭長刀鉾稚児発表」④.jpg稚児と禿となる子供たちは両親と共に記者会見をして、抱負を語っていました


 稚児は、四条通りに張られたしめ縄を鉾の上から切り、巡行のスタートを告げる大役を担っています。
 中西君は、千寿せんべいで知られる和菓子製造販売の「鼓月」の社長、英貴さん(47)の長男です。英貴さんも昭和56年に稚児を務めており、親子2代の稚児になります。
 中西君は、昨年から長刀鉾の囃子方を担当しているそうですが、「稚児は(囃子方)と違って1人でやらなければならないので緊張しますが、楽しみです」。また、父の英貴さんは「翌年も(稚児を)やりたいくらい楽しかったので、難しいことを考えずに楽しんでやってくれたら」と話していました。

「祇園祭長刀鉾稚児発表」③.jpg今年の稚児に選ばれた中西望海君(左から2人目)と父の英貴さんは親子2代にわたって稚児を務める


 杉本君と竹内君は「稚児をしっかり支えて、祇園祭を成功させたい」と声を合わせていました。
また、長刀鉾保存会の井上俊郎代表理事は「令和になり、新たな気持ちで祇園祭に向かいたいと思います」と抱負を述べていました。


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