「命を助けるために医者になったんだ。命を奪うためじゃない」。元天才外科医が次に選んだのは“魔術師”だった―。
「アベンジャーズ」や「アイアンマン」などの数々のヒット作を生み出したマーベル・スタジオの最新作「ドクター・ストレンジ」が、いよいよ27日(金)から全国で公開されます。時間・空間の軸を超えて繰り広げられる超絶アクションにくぎ付けになる2時間です。

ベネディクト・カンバーバッチ演じる元天才外科医。今は悪を倒す新米魔術師 ©2016Marvel. All rights reserved.
ストーリーはこうです。
ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、いわゆる〝ゴッドハンド〟(神の手)を持つ天才外科医。端麗な容姿にスタイリッシュなたたずまい、あふれる知性と深い教養を持ち、それを鼻にかけて上から目線なところが玉にきずです。でもどこか憎めないキャラクター。
しかしある日、彼の外科医としてのプライドと輝かしい未来は奪われてしまいます。交通事故によって大切な両手の機能を失ったからです。富も名誉も捨てた彼が最後の望みをかけてたどり着いたのは、なんと科学とは真逆の「魔術」の世界でした。
ネパールのカトマンズに向かったストレンジは、人智を超えた神秘の力を操る至高の魔術師「エンシェント・ワン」に出合います。エンシェント・ワンのもと、想像を絶する厳しい修行を乗り越えて新米魔術師となったストレンジは、「闇の魔術」の存在を知り、世界を滅亡から救う戦いに巻き込まれていくのです―。

外科医から魔術師へと転身したストレンジは、「闇の魔術」から世界を救う戦いに挑みます ©2016Marvel. All rights reserved.
光と影を強調したダークな映像や、ともすれば唐突でスピード感あるストーリー展開、情感たっぷりの音楽。〝勧善懲悪〟という古典的なテーマでストーリーは進み、映画本来の醍醐味にあふれた作品なのですが、なんといっても、特筆すべきは魔術師同士の戦闘シーンです。
ストレンジが立っているフロアが持ち上がったかと思うとドミノ倒しのようにフロアが迫ってきたり、ニューヨークやロンドンの高層ビルがせり上がり折りたたまれ、パズルのようにめまぐるしく組み変わるシーンはワクワクを通り越してドキドキもの。
見終わった後のちょっとした疲労感も、映画の余韻をかみしめるのにはピッタリです。私たちの存在する世界のすぐ隣にも別次元の入り口があって、何かが起こるかもしれないという幻想を抱かせてくれます。
さらに、マーベル作品ではエンドロール途中とエンドロール後にも映像が用意されているので、最後まで席を離れないようにしてください。
27日、東京・TOHOシネマ日劇や神奈川・横浜ブルグ13などで公開。1時間55分。
「ドクター・ストレンジ」のオフィシャルサイトは http://marvel.disney.co.jp/movie/dr-strange.html