バレンタインまでいよいよあと2日。東京・銀座の松屋銀座で開催しているチョコレートの祭典「GINZAバレンタインアベニュー」に、並み居る洋菓子店やチョコレートショップに混じって今年初めて、6軒の老舗和菓子店が出店しました。和菓子職人でもある6人の若旦那はバレンタインをモチーフにした自慢の一品を携えて売り場に立ち、実演や客との会話を通して連日和菓子の魅力を発信しています。

6軒の老舗和菓子店の自慢の和菓子が大集合しました
京都、金沢とならぶ三大銘菓の町、松江からは創業143年の老舗和菓子店「彩雲堂」が出店しています。六代目の山口周平さんが自信を持って紹介するのが「恋もよう」(3個入り・各日30個限定/1501円・税込み)です。

「彩雲堂」六代目の山口周平さんは、これまで会社運営に携わっていましたが、2年前に職人デビューを果たしました=東京・銀座の松屋
マーブル模様の上品で美しいお菓子は、一見洋菓子のようです。お客さまからは「チョコレートですか」と尋ねられることもしばしばとか。でも、実はヤマトイモを使った練り切りなのです。ふわっとした舌触りのいい食感を出そうとヤマトイモを多めに使っているため柔らかくなりやすく、山口さんは「冷やすと今までの和菓子とは違う食感でいただけます」とお薦めの食べ方を紹介してくれました。
真ん中にはフランス・ヴァローナ社の一番ビターなチョコレート「グアナラ」を用いたチョコあん、それをフルーツを混ぜた白あんでくるみ、さらに上生菓子の定番素材の練り切りで包むという三重構造。フルーツはクルミ、瀬戸内レモン、あまおう苺の3種類を用意しました。この味のバリエーションは、「10代の恋、20代の恋、そして酸いも甘いもかぎ分けた大人の恋愛へと発展していく女性を表現しました」と話します。とてもロマンティックですね。

和菓子を伝えるためにお客さまとのコミュニケーションは不可欠です。売り場にはクルミ、瀬戸内レモン、あまおう苺と3種類のフルーツの白あんが置かれていました
この生菓子は、1つ1つ手作業で練り切りを仕上げるため、2つとして同じものはできないそうです。それは恋も同じで、山口さんは「1つ1つのマーブル模様が人それぞれの恋模様を表しているという思いを込めて作りました」と話します。
彩雲堂は、七夕のときにも夏の夜空に輝く満天の星をイメージした美しくもはかない生菓子「満天」を提供して、女性のハートをがっちりつかみました。次はどんなロマンティックなお菓子を見せてくれるのか楽しみですね。
「GINZAバレンタインアベニュー」の詳細は、http://www.matsuya.com/m_ginza/sp/20170125_valenti...
「彩雲堂」のホームページは、http://www.saiundo.co.jp/