二の丸御殿車寄せでは、幕末維新と大政奉還をイメージしたプロジェクショマッピングの映像を楽しむことができます=12日、京都市中京区 (写真・寺口純平)

《京都》二条城二の丸御殿をライトアップ 大政奉還150周年を記念して初の試み


 秋本番。いよいよ旅行シーズン到来ですね。最も人気の旅行先の1つが京都。京都ではこれからの季節、紅葉が美しく映えます。秋はさまざまな場所でライトアップが行われますがそんな中、先陣を切って13日から、世界遺産「二条城」(京都市中京区)でライトアップが始まりました。

 これは、大政奉還(1867年)から今年で150周年となるのを記念したイベントで、その舞台となった二条城の二の丸御殿の内部がライトアップされています。

二の丸御殿には大政奉還のシーンを再現する人形が置かれ、幻想的な光の中、歴史の一場面を彩ります=12日、京都市中京区(寺口純平撮影)


 これまで二の丸庭園や唐門などのライトアップは期間限定で行われたことがありますが、御殿内部のライトアップは初の試み。幕末史を彩った二の丸御殿の大広間が幻想的な明かりで浮かび上がりました。

唐門もライトアップされています=14日 (写真・田中幸美)


幻想的な明かりに浮かび上がった二の丸庭園 (写真・田中幸美)


 二の丸御殿の大広間は、徳川幕府15代将軍の徳川慶喜が1867(慶応3)年、諸藩の重臣を集め、明治天皇への大政奉還を発表した場所で、その場面を人形を用いて再現しています。とくに大広間四の間には、狩野探幽作の重要文化財の襖絵「松鷹図」(まつたかず)が金色に輝いており、ライトアップによってより一層美しく輝く姿を見ることができます。
 松鷹図は、四周に描かれたもので、金地を背景に滝から渓流が生まれ、天井まで届くくらいの太い松の枝に1羽の鷲と2羽の鷹が止まっています。桃山時代の雰囲気を色濃く残す襖絵です。

二の丸御殿大広間を彩る狩野探幽の襖絵「松鷹図」が幻想的な光で美しく輝くさまは一見の価値があります=12日、京都市中京区(写真・寺口純平)


 ライトアップのほか、二の丸御殿車寄せでは、幕末維新と大政奉還をイメージしたプロジェクショマッピングの映像を楽しむことができます。

幕末維新をイメージしたプロジェクションマッピングの映像も楽しめます(写真・寺口純平)


プロジェクションマッピングには幕末維新に活躍したさまざまな志士たちの映像も現れます (写真・田中幸美)


 さらに21日には、幕末維新で京都で活躍した先人たちを持つ会津若松市や鹿児島市など22都市が参画して、踊りや演奏などの伝統芸能公演が行われます。
 この秋、京都へ旅するならぜひ、幕末史の舞台となった二条城のライトアップに足を運んでみませんか。

◆二条城(京都市中京区二条通堀川西入二条城町541)のライトアップは、10月13日~22日、午後6時〜午後9時。入城料は、一般600円、小中高生300円。


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