“平日15分でいただきます”連載、5回目の今回からは、「これが15分でできるの?」と驚く、味もボリュームも大満足の一汁二菜・晩ごはんレシピを、料理研究家の小田真規子先生に教えてもらいます。(材料:2人分)
≪みんな大好きハンバーグステーキに、驚きの“カミワザ”!フェルトタイプのクッキングペーパーが、ボウル代わりに!≫
傷みやすいひき肉は、週の初めに使います。つなぎを使わず肉のうま味たっぷりのハンバーグと、優しい味のスープ&サラダの組み合わせです。
今回のメニューでは、フェルトタイプのクッキングペーパーの意外な使い方を紹介します。それは、ボウルとして使うこと。
ひき肉を2枚のペーパーに挟んで練ることで、余分なドリップや脂をクッキングペーパーが吸ってくれるだけでなく、手も汚れず、洗い物もゼロに! ラクして時短の、強い味方になってくれます。
<月曜日のメニュー>
§カミワザハンバーグステーキ
§にんじんのはちみつコールスロー
§かぼちゃとたまねぎのスープ
※この献立で、1人当たり339gの野菜が摂れます
<カミワザハンバーグステーキ>
クッキングペーパーで肉のドリップを取って、そのまま成形!ベタベタ汚れも洗い物もなし。“カミワザ”で作る、お肉のうま味たっぷりの豪快ハンバーグです。
(材料)
A
合いびき肉:300g
たまねぎ:1/2個(75g)☆
小麦粉:大さじ3
塩:小さじ1/2
胡椒:少々
サラダ油:小さじ1
ミニトマト:4個 ☆
きのこ:100g(週末下ごしらえした1/2量)☆
B
ケチャップ:大さじ3
中濃ソース:大さじ2
水:大さじ3
☆マークは、週末下ごしらえした食材です。下ごしらえについては、連載の3回目と4回目を見てください。
(作り方)
① 週末下ごしらえして5ミリ幅に切っておいたたまねぎを、さらに4等分に切りみじん切りの状態にする。
② ひき肉はパックに入れたまま、ドリップをフェルトタイプのクッキングペーパーで除く。Aを入れてスプーンでざっくり1分くらい混ぜ、2枚のクッキングペーパーで上下を挟んで16×10cm角の程度に形作りながら練る。
③ フライパン(直径26cm)に油を中火で熱する。
④ ②の上にかぶせたクッキングペーパーを取り除き、ひっくり返してフライパンに入れ、そのままペーパーを外して中火で焼く。
⑤ 4分間動かさずに焼き目をつけ、フライ返しで2等分に切り分けてひっくり返し、きのこ・ミニトマトを散らし3分焼く。
⑥ 出てきた余分な脂は先ほど使ったクッキングペーパーをたたんで拭き取り、Bを加えて2、3分からめる。
<にんじんのはちみつコールスロー>
材料を混ぜるだけで出来上がり!塩もみにんじんだから味もしっかりなじんでおいしい ♪
(材料)
塩もみにんじん:1本分(週末下ごしらえした1/2量)☆
A
粒マスタード:大さじ1
はちみつ:小さじ1
オリーブ油:大さじ1
レタス:2枚(80g) ☆
(作り方)
にんじんを取り出し、ちぎったレタスとざっくり混ぜ、Aを加えて混ぜる。
<かぼちゃとたまねぎのスープ>
かぼちゃに火が通っているので、すぐに柔らかに。野菜のうま味が優しいスープです。
(材料)
かぼちゃ:150g (下ごしらえした1/2量) ☆
たまねぎのスライス:1/2個(75g) ☆
水:2カップ
醤油:小さじ2
粉チーズ:大さじ3
(作り方)
① 小鍋に野菜・水を入れて強火で煮立てる。
② 火を止めリードをのせ、弱火で5分。
③ 野菜を軽くつぶし、醤油を加えて器に盛り、粉チーズをふる。
フェルトタイプのクッキングペーパーを調理器具として使うことで、おいしく時短がかなう“カミワザ”! あなたもチャレンジしてみてくださいね。
次回は、火曜日の15分レシピ。週末につくり置きして味をしみ込ませておいた、鶏肉のスパイスロールと肉そぼろが大活躍します。お楽しみに。
料理研究家・栄養士。健康に配慮した、作りやすくておいしい料理に定評がある。料理の基本や、つくりおきおかずのレシピの他、ダイエット中でも食べられる本格的なお菓子の提案も人気。