8歳になったばかりのパグゾウ

《ペットと私》坂上忍さん 毒舌王もデレデレの四男、パグゾウ


 パグゾウとの出会いは8年前。仕事帰りに、飼い犬の器具を買おうとたまたま立ち寄ったペットショップでした。
 「店のど真ん中に置かれたケージの中に、売れ残りとみられる4、5匹の犬がいたんです。そこにこいつがいました。よくよく見たら、他の犬たちにかまれて耳がちぎれちゃってる。わぁぁ、このまま、ここにいたら、どうなっちゃうんだろうと心配になりまして…」
 店長に「治療代とかお渡ししますので」と申し入れたところ、「ほぼ、お譲りいただくような形で引き取りました」と回想します。「お医者さんに見せたら、『長生きするのは厳しそうです』と言われましたが、おかげさまで…」とうれしそうでした。
 坂上さんは毎朝4時には起きて、12匹を5回に分けて散歩に連れていきます。パグゾウも朝晩2回。散歩後は、他の犬と同じように固形のドッグフードなどを食べさせます。仕事で忙しい合間も愛情を注いできたことが、長生きにつながったのでしょう。
 「僕にとってワンちゃんたちは家族。同時に、この子たちがいるから、まっとうな人間でいられる気がします。人間より寿命が短い分、命の重さを教えてくれるので、いい一生を送らせてあげたい。だからこそ、朝早く起きるのも苦じゃないし、仕事が終わったら早く帰ろうとも思うんです」
 しみじみと語る坂上さんが、「坂上どうぶつ王国」を通じて目指すのは、東京ドーム1個分の広大な国内の敷地に、さまざまな動物たちと暮らす楽園「どうぶつ王国」を建設すること。「何年かかるか分からないけど、王国建設を僕の終活の集大成にしたい」と誓います。
 王国をどこにどう作り、公開もするのかなど具体的にはこれからですが、パグゾウら愛犬に癒やされつつ、夢への第一歩を踏み出しました。

 坂上どうぶつ王国(フジテレビ系金曜19:00~19:57)
 芸能界きっての動物好きの坂上さんが、生態や飼い方、死を前にしたときの覚悟など、命の大切さを学びつつ楽しく面白く伝えるバラエティー。北海道で「ムツゴロウ動物王国」を営む作家、畑正憲氏らの教えを受けながら、番組とタッグを組んで「どうぶつ王国」の建設を目指す。レギュラーは片平なぎささん、サンドウィッチマンら。

坂上忍 オフィシャル⑤.jpg

 坂上忍(さかがみ・しのぶ)
 1967年6月1日生まれ、51歳。東京都出身。72年のフジテレビ系「下町かあさん」で子役としてデビュー。出演作はNHK大河「おんな太閤記」や映画「ションベン・ライダー」「魔の刻」など多数。現在の地上波レギュラーは、フジ系「バイキング」「直撃!シンソウ坂上」、日本テレビ系「有吉ゼミ」、TBS系「1番だけが知っている」などバラエティー8本(うち6本がメーンMC)。子役養成スクール「アヴァンセ」も主宰。

自慢のワン&ニャン写真募集します
 自慢の愛猫&愛犬の写真募集します! こちらのコーナーでは、皆さまから投稿いただいた愛猫&愛犬の写真を紹介。写真はインスタグラムでも紹介させていただきます。投稿には、産経iD事務局が発信するメルマガ「にゃんてワンダフルライフ!」(無料)の購読が必要です。産経iDの登録は「https://id.sankei.jp/」、インスタは「nyantewonderful」を検索。
(企画協力:アイペット)

https://www.sanspo.com/geino/news/20181014/geo18101411000012-n1.html





この記事をシェアする

LATEST POSTS